光文社文庫<br> 烏金

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光文社文庫
烏金

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334747022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけ、金貸し業の手伝いをする浅吉。新しい発想で次々と借金をきれいにし、貧乏人たちを助ける彼には、実は秘密があった。大金を得るべく浅吉が仕掛ける真の目的はいったい…。日本ファンタジーノベル大賞作家が江戸を舞台に描いた痛快時代エンターテインメント小説。文庫だけのオリジナル短編「勘左のひとり言」収録。

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
1964年北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さてさて

190
『どこの馬の骨かわからぬ奴に、大事な商売を任せられるものか』と浅吉を怪しむお吟。そんなお吟が『じゃあ、こうしよう。一日だけおれにくれ』という浅吉の申し出を受けたその先に”企業アドバイザー”として大活躍を見せる浅吉の姿が描かれていくこの作品。そこには、江戸を舞台にした『金貸し稼業』の”お仕事小説”な物語が描かれていました。江戸の街に暮らす人々の息づかいを感じさせるような西條奈加さんの優しい描写にも魅了されるこの作品。江戸時代の”お金”にまつわるあれこれをとても興味深く見せてもくれた、人情味溢れる作品でした。2022/11/21

藤枝梅安

132
重い年貢に苦しみ、地方の寒村から逃げて江戸にたどり着いたものの、 江戸でも借金に苦しむ武家や町人がその日暮らしを強いられている。遊郭に売られて年季明けを待つ年月の長さに、希望を失う女たち。親に死に別れ、浮浪児となり、徒党を組んで盗みで食いつなぐ子供たち。暗い過去と開かれていない未来を抱えつつも、懸命に生きようとする市井の人々を、作者はカラスの視点も交えて、温かく描いている。施政者に頼る気持ちも失せ、弱いものが微力を合わせて明日を切り開こうとする姿が、現代の社会への批判にもなっている。2015/11/24

文庫フリーク@灯れ松明の火

95
普通に感想書くつもりだったのですが、参考文献の『ムハマド・ユヌス自伝』が気になりiモード検索してびっくり!浅吉のやっている事を実際に、しかもバングラデシュでされている方がいるとは。世情に疎いのでグラミン銀行総裁・2006年ノーベル平和賞受賞者と云うこと、全く知りませんでした。マイクロクレジット(小額無担保融資)土地など担保を持たない貧民層に、起業に必要な数ドル、数十ドルを貸付。借り手は5人1組となってグループを結成、連帯責任を負う。借り手が窓口へ足を運ぶのでは無く、各支店が定期的に借り手グループを→続2010/10/15

ひさか

85
2007年7月光文社刊。書き下ろし。2009年12月光文社文庫化。シリーズ1作目。突然金貸しのお吟の元に現れた浅吉が、生活苦にあえぐ江戸の人々を助けて行く…。という感じの進みかたに乗せられ、浅吉の動機は謎のまま、類まれなる手腕に舌を巻き…どうなるどうなる感で最後まであっという間に読み進めました。キレイに納めてあってとても満足です。次作が楽しみ。2021/10/02

sin

80
金貸しを手伝う浅吉の回収策に街中でホームレスが販売する「issue」を思い出した。イシューとは本来、課題、問題、論争点などを意味するビジネス用語のひとつだが、ビジネスを成功させるためには課題点や問題点を明確に洗い出しそれらを解決していくことが大切になる。小商い―すぐにできる仕事としてパン屋さんで売れ残った商品を集めて「夜のパン屋さん」と云う活動もされているらしい。ビジネスの成功と云うがこの場合社会の一員として活かしていくための問題解決の方法だ。金儲けではなく活きた金の使い方は確かにあると信じたい。2022/03/13

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