内容説明
伝蔵の後見人・茂兵衛が毒を盛られたうえ殺害された。部屋にあった文から釣り仲間の細田小平を知る。だが、小平も毒殺されていた。伝蔵は小平の娘・楓から二人がお庭番に頼まれ奥州のさる藩を探っていたことを知る。探索の報告を記す風説書は何処に!?仇を追う伝蔵と楓は、やがて上山藩のお家騒動に辿り着く。そこは伝蔵の相棒・弥十郎が脱藩したところでもあった。
著者等紹介
庄司圭太[ショウジケイタ]
1940年横浜生まれ。’62年早稲田大学文学部卒。広告代理店企画部、出版社勤務を経て放送作家に。TBS「日曜特バン」「そこが知りたい」などの企画構成、日本テレビ「笑点」の企画構成、ニッポン放送「江戸川乱歩シリーズ」、フジテレビ「忍者部隊月光」の脚本などを手がける。’98年、時代小説「観相師南龍シリーズ」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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