内容説明
満開の桜を水面に映す広沢池の畔で老夫婦が八重桜の枝に吊り下がる死体を発見。著名な画家である植山小堂が何者かによって殺された。そして、警察の監視をくぐり抜け第二の殺人が―。「芸術」と「ビジネス」、「伝統」と「革新」、相反する思惑が、さらなる凶行を呼び寄せる。混迷を極める事件に名探偵・星井裕が立ち向かう!京都の魅力を満載した“新・旅情ミステリー”。
著者等紹介
柏木圭一郎[カシワギケイイチロウ]
京都生まれの京都育ち。TV番組や雑誌の京都特集で監修、コーディネーターをつとめる旅のスペシャリスト。本名の柏井壽名義で『極みの京都』『「極み」の日本旅館』などの著書多数。『京都大文字送り火 恩讐の殺意』(小学館文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
55
なんてことだシリーズ物の4作目から読み始めるとは。でも、京都観光案内として読めば支障はない(負け惜しみ)。柏井壽さんの別名義の作品なので京都愛と料理愛に溢れたミステリー。2024/02/01
勝部守
11
初読み作家さん。店を類推できたら、楽しめるだろうなぁ。ミステリーとしては、分かりやすく、動機もベタ。日本風で海外ミステリーではあり得ない。上質の観光案内。ても、他も読みたい。2016/02/18
Syo
10
う〜む。 まぁ期待はしてなかった けど…。 まぁ、それなりに…。 大覚寺の広沢池や 琵琶湖疎水の南禅寺。 旅情ミステリーは、 いいよね。2016/01/11
がんちゃん
2
柏木圭一郎の小説はどことなく悲しい読後感が残る。主人公と元妻の関係も微妙な感じ。読みやすいのはありがたい。2021/03/19
ジルタケ
2
植物園が桜の穴場だということを初めて知りました。桜の季節が待ち遠しいですね。2014/12/26