光文社文庫
江戸川乱歩の推理教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334744786
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

ミステリー小説の楽しさの一つに、「犯人当て」がある。張り巡らされた伏線を丁寧に読み解き、犯人を推理する醍醐味は格別だ。この本では、江戸川乱歩が関わった「犯人当て小説企画」からセレクトした短編を収録。ミステリーの名手が趣向を凝らして作り上げた「挑戦状」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

82
ミステリ問題集の形をとる、昭和の代表的な作家さんの短編集。さすがに時代が違うと感じるものの、それはそれで充分楽しめる。仁木悦子氏は好きな作家なのだが、「月夜の時計」は時間の矛盾を説明する推理は出来るのだが、敢えてする必要が在るのか些か疑問が残る。鮎川哲也氏の「不完全犯罪」などは、問題型式にするにはピッタリの倒叙作品だと思う。あり過ぎてや在る筈のものまでが無くてという犯人のミスは、推理して探すには結構面白いのだ。ミステリの醍醐味は幾つか有るが、この犯人当てという推理ほど、ストレートに没頭出来るものは無い。2022/12/02

優希

41
面白かったです。犯人当てこそミステリーの醍醐味。昭和のミステリーの名手たちが、手を変え品を変え「犯人当て問題集」を作り上げました。小説としても推理状としても楽しめるので、1冊で美味しいアンソロジーでした。2024/04/20

Ribes triste

15
著名推理小説家たちによって作られた犯人あて問題集。解答編つき。読者によっては見解が分かれるところがあるだろうが、純粋に楽しみました。2020/05/31

ペダたま

12
またまた再読しました。こういう短編集みたいなのが、一番良いです。滅多にない、推理小説です。2018/10/23

桂 渓位

5
 時代を感じさせる一冊ではありますが、執筆されている先生方が豪華なので、かなり楽しまさせて貰いました。  2019/04/23

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