内容説明
東京で殺された男が遺したダイイングメッセージ「ヒガサ」。沖縄に多い「比嘉」姓が捜査線上に浮かび、十津川は、那覇空港に降り立った。美しい故郷「沖縄」と、基地の街として、いまだ戦後を生きる「オキナワ」。米軍・GIの不審な行動を追う十津川は、事件の背後に、沖縄の悲劇を見た!巻末に、光文社文庫百冊突破記念特別インタビューと、全著作リストを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takogon
2
文庫本の巻末に著者インタビューと全著作品リストが載っている。なんてすごい作家さんだろう。作品よりそちらのほうに感動。2018/03/26
fuji
1
十津川警部と行くオキナワ。 沖縄は家人の実家があるので馴染みの土地。面積が小さくて海に囲まれた島。数日もあれば一通りの観光は済んでしまう。その昔から地理的要因で周囲の国々からは翻弄されて続け、今も基地の島。歴史を辿れば明るくはないが、南の国の自然、太陽と海と空は内地と較べるべくもなく明るい。 副主人公のみどりが健気に事件に立ち向かう。その介添い役が十津川警部だ。 2015/03/26
echodeck
1
実家にあった本を何気無く読了。西村京太郎はあまり読まないのだが、当時の沖縄に巣食う政治的背景も盛り込まれており、社会派推理小説の趣もあり、楽しく読めた。次は十津川警部が大活躍するような小説を読んでみたい。。2013/12/15
サン
1
初めて読んだ十津川警部シリーズでした。文章が独特でなかなかページが進まず…。内容としては、展開が読めてしまいました。みどりの嘘をつかれたのに再度依頼する心境がよく分からないです。機会があれば他の作品を読みます。2013/01/15
イミナイゴ
1
何かあっさりと終わって物足りない。怪しいやつがそのまま犯人だったので。米兵どうなったかの結末も書かれなかったし。2012/12/20