内容説明
流転の皇妃、悲運の謀士、叛骨の朝臣、隠れたる名将―。主役である曹操、劉備、孫権、孔明らの波乱興亡を描いた「三国志」の魅力は、彼ら主役を主役たらしめる脇役たちの存在を抜きにしては語れない。大著『興亡三国志』で、千八百年前の人間ドラマを生き生きと現代に甦らせた著者が、渉猟した史料を駆使し、「詩心」あふれる筆致で描く、脇役たちの「三国志」。
著者等紹介
三好徹[ミヨシトオル]
1931年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。読売新聞社に入社。記者生活のかたわら、執筆活動を開始。’67年に『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、’68年には『聖少女』で第58回直木賞を受賞する。歴史小説、推理小説など、幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずお
2
★★★★★2021/03/28
シン
2
三国志は面白いね。2008/12/05
サチオ
2
現代でも活かせるトップを取り巻く人材の処世術を学べる本かなと。読まれた方は登場人物の誰かにはほぼあてはまるんじゃないでしょうか。ちなみに私は賈翔がニアリーでした。結構なボリュームでしたが、三国志を一度読んだ事があれば読みやすいですね。三好氏の作品は初めてでしたが、三国志本編も機会があれば読みたいですね〜。2011/03/02
安曇礼
1
買ったのは3年位前だけど、張飛の妻について確認したかったので、引っ張り出したついでに再読。現在BSで三国志を放映してて、おかげで謀士たちの名前にもなじみが出来てて、以前よりは興味深く読めました。2012/05/17
まき
1
普段は脇役の人たちに脚光をあてた短編集。人物はさまざまですが年代順に並んでいて読みやすかったです。ほかの短編に出てきた人物が出てきて思わずにやりとしてしまいました。女性(甄皇后、夏候月姫(張飛の妻))の物語もあってよかったです。2008/10/03
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