光文社文庫
八代目坂東三津五郎の食い放題

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334743604
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

内容説明

「しゅんというのはこわいもので、走りものに本当の味はない。」食通として知られた八代目坂東三津五郎は、季節を先取りして「旬の味覚」を口に運ぶことに異を立てる。芸と同様、けれんのない食へのこだわり。それは高級食材をふんだんに使った豪勢な料理ではなく、場所や時候にあった素材を、ていねいにあしらった一品にこそ顕れる。食の賢人が遺した名エッセイ集。

目次

食い放題(私の食歴;調理のタイミング;もったいない ほか)
しゅんの味覚(季節のもの;春・はまぐりと茶漬け;夏・豆腐としそ ほか)
手料理の味(母のために作る食事;年寄りの献立;伯母が伝えた味 ほか)

著者等紹介

坂東三津五郎[バンドウミツゴロウ]
1906年東京生まれ七代目三津五郎の養子。本名守田俊郎。俳名は喜好、是真。’13年1月市村座、「奴凧」で三代目八十助を名乗る。’28年6月明治座、「鞍馬源氏」の牛若丸で六代目蓑助を襲名。近代劇の創始者小山内薫の薫陶をうけ、’32年に劇団新劇場を設立。その後、東宝劇団を経て松竹に復帰し、関西で活躍する。東京に戻り、’62年9月歌舞伎座、「喜撰」などで八代目三津五郎襲名。敵役を得意とした。日本芸術院会員。人間国宝。’75年1月京都南座に出演中に急死。享年68(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
美味しいものを美味しく頂くことほど幸せなことはないでしょう。料理と真摯に向き合っている姿が素敵です。ダイエット中なので、今読んだのはある意味危険かもしれません。お腹がすくじゃないですか。2022/07/26

白皙

5
食に対する飽くなき探究心をふんだんに味わえる一冊。本当に美味しいものを愛し、旬なものを愛し、お料理を愛した三津五郎さんの酔狂ともいえる食のエッセイ。自炊に興味ある人、グルメな人は是非ご一読を。2016/09/19

garyou

0
「ほめられようなんて考えたらもう駄目だ。ほめられようから、ほめさせよう、そんなものを食べてもうまいわけがない」さうか。だから自分はダメなんだな。しかし親切心とほめられたい心とは紙一重のやうな気もする。どうしたら。2011/12/25

masaYoshizuka

0
昭和40年代に、この内容が書かれたのがおそれいります。食材に関しては、現代の方が良質なものを手に入れられると思う。単なる食通ではなく自分で懐石まで作っちゃうのもすごい。勉強になります。2011/07/25

げんげ

0
文章がうまい! 観たかったなぁこの方の歌舞伎。2008/09/13

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