内容説明
三条公頼の次女・倫子は武田晴信(信玄)に嫁ぐ。二人は仲睦まじく暮らし、子宝にも恵まれた。父・信虎を追放し、武田宗家を継いだ晴信は、外征だけでなく、内政の充実も図る。一方、倫子は三男の病死に続き、父・公頼の非業の死に嘆き悲しんでいた。そんな折、夫と嫡男・義信が対立。夫は、逆意ありと義信を篭舎させる。茫然自失の倫子は…。
著者等紹介
阿井景子[アイケイコ]
長崎県長崎市生まれ。佐賀大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。丹念な取材と史料の渉猟による歴史エッセイ、歴史小説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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