内容説明
ロンドンの閑静な住宅街にその屋敷はあった。ビクトリア朝様式の外観、美しい庭、見事な家具。しかし、そこには「何か」がいた。商社駐在員の妻と子、作家志望の青年…屋敷を借りた日本人はみな、次々と心を病むか、凄絶な死を遂げるのだった。血みどろの地獄絵図を繰り広げる邪悪な存在の正体とは?「館ものホラー」の伝説的傑作が、いまここに甦る。
著者等紹介
友成純一[トモナリジュンイチ]
福岡県生まれ。1976年、評論『透明人間の定理リラダンについて』で、幻影城新人賞評論部門に入選。’85年からは本格的な作家活動を始動し、凄絶なスプラッタ・ホラー作品とユニークなSF作品を次々と発表。熱狂的なファンを数多く獲得している。また、映画評論家としても名高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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