内容説明
秀吉の愛妾となった茶々は、山城国淀城をあてがわれ「淀どの」と呼ばれた。そして天下人の世嗣・秀頼を産んだことから事態は急変。一度は関白職を甥に秀次に譲った秀吉だが、それを剥奪、秀頼を溺愛する。豊家の名をかりて家系復活を望む茶茶は驕慢になる。やがて滅びへの道を歩み出すと、知られてはならない秘密が…(表題作)。戦国に生きた女たちの悲劇。
感想・レビュー
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星落秋風五丈原
12
田信長の妹・小谷の方と浅井長政の間に生まれ、母の再嫁した柴田勝家の敗戦と共に豊臣秀吉の保護下に。やがて秀吉の寵を享け側室となって秀頼をもうける。豊臣家の滅亡を一身に具現した女淀。方広寺梵鐘事件から大阪冬・夏の陣へと雪崩落ちる宿命のほむらに、照らし出された秀頼出生に絡む淀君の秘密とは。歴史の影に隠された女の哀切を描く。2006/04/24
DERIA
2
淀どの、秀頼の関係がこうだったら寧々態度も納得できる。秀吉の妄執、恐ろしや。2017/02/12
mari
1
やっぱり千姫のお話が1番好きです2010/12/24
Ral
0
読了。最初のお話は誰のことなのかがさっぱり。2~3話は有名どころなのでわかったものの、全般的にどうもしっくりきませんでした。残念。2015/05/24
ぺしみち
0
面白い2013/07/29
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