内容説明
ブックオフの脅威にさらされながらも、昔ながらの古書店が頑張っている。そしてそこは書物の宝庫であり、名作古典、稀覯書、絶版書を安価で発掘する喜び、楽しみを与えてくれる場でもある。本書は、北は北海道から南は沖縄まで実地踏査を重ね、ミステリーファンのみならず、文学書、大衆小説など、すべての書籍愛好家必携のガイドブック。
目次
北海道/東北
関東
中部
関西
中国/四国
九州/沖縄
著者等紹介
野村宏平[ノムラコウヘイ]
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部中退。在学中はワセダミステリ・クラブに所属。ミステリー&特撮研究家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
107
北海道から沖縄までのミステリーを扱う古書店についての情報集です。駅とその場所の地図も挿入されているのである程度参考になります。ミステリー専門ということでこの分野に興味のある方には非常に楽しいものだと思います。ただこの業界も最近は盛衰が激しくなっているので改定新版を出してほしいところです(この本は2004年時版)。2016/01/15
フリスビー
20
★★★☆☆2004年の本なので情報は古いですが、多くの店がまだ頑張っていると思います。ミステリー、SF、幻想文学に強い古書店を主に紹介していますが、黒っぽい本を扱っている店も紹介しています。やはり著者が行ったことのある店がほとんどなので、品揃えの傾向が触れられているのがよい。地元にもいい古書店があるのを見つけて、嬉しくなりました。2015/02/20
緋莢
10
ミステリーの魅力に取りつかれ、海外の名作を読み始めた著者だが、新刊書店で入手出来ない作品が多数ある事に気づく。それをきっかけに古本屋へ行くようになり、近所から神田の古書店街、そして、全国各地へと広がっていく。まだ見ぬ古本屋の中に絶版ミステリが山ほどあるかもしれない、稀覯本が格安で売っているかもしれない、そんな期待を胸に北は北海道、南は沖縄まで訪れた古本屋を紹介。 2017/03/12
mendosyutaro
3
タイトル買いしろ!と言わんばかりのそそる本。 筆者が実際に訪れたミステリー古書が充実している古書店を県別に紹介するという内容。 2004年時点のお店紹介なので2022年現在、私の住んでいる県では紹介された店の大半が閉店してしまっていた。 古書店ガイドとしては情報的に成り立たないかもしれないが、懐かしさとワクワク感は十分味わえるので納得のいく一冊です。 県外に行くときは、この本を持って閉店していないことを祈りつつ古書店めぐりも面白そうです!2022/03/13
Pine Pear
1
全国にあるミステリー好きのための古本屋案内。町巡りに欠かせない持ち物や服装まで細かく書いてある。2016/07/03