内容説明
漢の再興をめざし、北征を開始した諸葛亮孔明。対する魏には策士・司馬懿が控える。大軍を擁する両雄は、五丈原に対峙した。知略の限りを尽くす持久戦が続くなか、運命の時がくる。命数かなわず、孔明は還らぬ人となった。その後、司馬氏は魏を乗っ取り、蜀、呉も併呑。晋を建国し、天下統一を果たす。さしもの戦乱も、三国鼎立も、すでに夢…。「三国志」完結。
著者等紹介
村上知行[ムラカミトモユキ]
明治32(1899)年、福岡県博多に生まれる。旅回りの新派劇団の座付き作者などを務めながら独学で中国語を学ぶ。昭和2(1927)年、28歳で上海に渡り、昭和9(1934)年、北京に入った。昭和21(1946)年まで中国に滞在。昭和51(1976)年3月没
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