出版社内容情報
6年間にわたる小学校での授業観察に基づき,一対一の人間関係からは導き出せない一斉授業の世界を現象学的・実存的に解明し,他者を理解すること・対話を生きること・他者と共に豊かに学ぶことの本質と可能性を,教師と子どもたちの生に即して明らかにする.
目次
序章 授業を研究すること
第1章 生をとらえること
第2章 相互主観性理論における他者経験
第3章 対話哲学
第4章 授業における対話
第5章 生の分節化と理念化
第6章 一対多の対話における教師の自己開示
第7章 子どもの現の開き
第8章 一対多の対話の場としての授業