内容説明
有吉葡萄、30代半ば過ぎ、独身。ローカルTV局の台本書きだが、本当はノンフィクション作家志望。死んだ父が三年前に連れてきた初老の女・高岡鮎子と横浜・山手の陋屋に暮らしている。二人の周辺で起きる事件を鮮やかに解いてみせる鮎子。ポジティブな彼女の生きかたに、消極的な葡萄も次第に影響されて…。軽快なテンポで読ませる、人情味あふれるミステリー。
著者等紹介
山崎洋子[ヤマザキヨウコ]
1947年8月6日京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家を経て小説家に。’86年『花園の迷宮』(講談社)で第32回江戸川乱歩賞を受賞
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