内容説明
二階堂日美子は、高校時代の友人・桜川久里から播州赤穂旅行に誘われた。だが、何故か久里は旅の目的を言わない。そこで日美子は、旅の吉凶をタロットで占ってみた。結果は凶。日美子は、彼女の身を案じて同行するが、二人を待ち受けていたように殺人事件が起きた。悲劇に怯える久里は、遂に旅の目的を打ち明ける。やがて、魔の手は久里の身にも…。長編推理。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年1月14日、東京生まれ。東京大学法学部を卒業後、横浜市役所で勤務の後、作家に。1966年、『殺人の棋譜』で第12回江戸川乱歩賞を受賞。以後、推理小説界の第一線で活躍中
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