内容説明
祖母は座礁した駆逐艦乗組員を、母は福井大地震で負傷した男性を、身を挺して救出した。そして娘・亜紀の運命は…。奇岩で有名な景勝地・東尋坊で、亜紀の夫の死体が発見された！他殺と信じる亜紀は、十五年後、数少ない手がかりをもとに調査を始めるが…。時を超えて展開する女たちの壮大な物語。鮎川賞作家が描く本格＆旅情＆サスペンス大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コマンドー者
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受賞者、次点者含め殆どの作家が売れっ子推理作家になった初期の鮎川賞にて、２回受賞者だが、全く売れずミステリーファンからの評価も皆無の鮎川賞の汚点とまで言われる石川氏の受賞後１作目。鮎川哲也氏の推薦付きだが、９２年発表とは思えないくらい古臭くトリックもしょぼい。まあつまらないことはないが、これでは売れないだろう。本作で東京創元社から切られてしまったのも納得・・・・。2023/12/15
