内容説明
55歳で日本興業銀行頭取、戦後の日本経済の難問を解決し、「財界の鞍馬天狗」と呼ばれた男―中山素平。中山が好んで使う、「運を天に任すなんて」は、課題なり仕事なりに立ち向かうときの姿勢を指す。やはり中山が好む、レーニンの「問題は解決するために提出される」に通じる。40年に及ぶ親交をもつ著者が、男の“気概”を描ききった。
目次
1 寮歌嫌い
2 転勤また転勤
3 命がけの出張
4 降格人事、不遜な人事
5 「副頭取は困る」
6 鬼か留守居役か
7 後継者人事
8 世の中への出向
9 相談役の真価
10 粋な冗談
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