出版社内容情報
「現在は『四間飛車といえば美濃囲い』が常識となっています。ただ、組みやすいところがある一方で、攻められやすい所があると感じていました。日々研究を重ねた結果、美濃囲いの王様の位置を2筋(▲2八玉)から3筋(▲3八玉)にずらすだけで、驚くほど勝てる戦法を生み出すことができました」(まえがきより)
本書は常に独創的な将棋を模索し続ける、大橋貴洸六段が編み出した画期的新戦法「耀龍四間飛車」についての戦術書です。
「耀龍」とは、駒が躍動するという意味の大橋六段がつくった造語。「耀龍四間飛車」ではその名の通り、四間飛車の駒たちがこれまで見たこともない動きで暴れまわります。
囲いは▲3八玉型。中途半端な位置に見えてバランスが良く、場合によっては自陣の桂を攻めに参加させることもできますし、美濃囲いでは弱点だった端攻めにも強い形となります。まさに変幻自在の戦法です。
目の慣れない居飛車党は何もわからないまま投了図を迎えることになるでしょう。
四間飛車で居飛車対策に悩んでいる方、新しいレパートリーを身につけたい方、ぜひ本書で大橋六段の描く「自由な将棋」を堪能して、勝率アップに役立ててください。
内容説明
四間飛車の本を読むと囲いは大抵美濃囲いで、なぜだろうと疑問に思っていた。プロ棋士になった今、一つの答えを出す。
目次
耀龍 エピソード
序章 耀龍四間飛車とは
第1章 後手耀龍四間飛車対穴熊
第2章 後手耀龍四間飛車対左美濃
第3章 後手耀龍四間飛車対急戦
第4章 先手耀龍四間飛車
第5章 耀龍四間飛車実戦編
著者等紹介
大橋貴洸[オオハシタカヒロ]
1992年9月22日生まれ。和歌山県新宮市出身。2006年6級で所司和晴七段門下。2019年10月六段。三段時の2015年、第46回新人王戦準優勝。2018年8月、第3回YAMADAチャレンジ杯で棋戦初優勝。同年10月、第8期加古川青流戦でも続けて優勝。若手三大棋戦の内、二棋戦を制した。2019年第32期竜王戦で4組昇級、六段昇段を果たした。また、2019年度の新人賞も受賞した。プロデビューから高勝率を上げ、タイトル挑戦が期待される若手棋士。序盤から工夫を凝らす居飛車党。対局時には明るい色のスーツを好んで着用する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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