知恵の森文庫<br> 大人失格―子供に生まれてスミマセン

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知恵の森文庫
大人失格―子供に生まれてスミマセン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334728670
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「私は大人だ」今、この日本でいったい何人の大人が、そう胸をはって言い切ることができるだろう。大人らしさとかでなくて。しがらみから独立した「大人」という素朴な生き物になること。私がもくろむのはそれだ。話題の劇作家が、「子供失格」だった人から「大人と呼ばれたい」人々までに贈る爆笑エッセイ。

目次

大人失格・1(私も「大人」と呼ばれたい;タクシーに勝つ!;「まぬけ」へのベクトル ほか)
もててこそ(合言葉は「ハゲモテ」;耳がらみ;愛とポエムの間で ほか)
日々是失格(日々是失格)
大人失格・2(「面倒力」の脅威;失格言;無敵のボランティア ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

67
大人の尺度?子供の前では一端の大人”ぶってる”けど、確かに考えさせられるなぁ。お酒に煙草、投票権はGiven、”心”なんだろうなぁ。いつまでも大人になるべく成長中、故の「逃げ場のない生き物」。言い得て妙。”失格”がキーワードという感。共感できる点が多々ある中、『喫茶店のモーニングセット』は特に印象的。平日休暇の早朝の喧騒の中、一人スタバで静かに仕事に耽っている時のことが頭に浮かぶ。これも大人なのかなぁ。読書中・読後、どこか郷愁が漂う気がする一冊。2017/12/08

あっか

36
星野源さんのエッセイ何冊かで、面白くて何度も笑った等と紹介されていて読んでみたかったエッセイ。星野さんの初エッセイと併読してました。確かに面白ーい!!朝井リョウさんのように人間観察力が卓越している系で、思わず声に出して笑ってしまいます。星野さんの文筆家としての原点のようなものを感じられて良かったです。2018/03/18

Kanonlicht

35
「大人計画」主宰にして俳優、作家、映画監督、脚本家、演出家などマルチに活躍する著書のデビューエッセイ集。初出は1995年。著者は当時まだ30代に入ったばかりの頃で、何事も行き当たりばったりな感じが、時代も反映していて面白い。今ならコンプラに引っかかるどころか、即炎上からの活動自粛もありえるような記述もちらほら。それにしても本気で漫画家を目指していたとは意外だった。温水洋一や阿部サダヲもちょっとだけ顔をのぞかせる。2025/02/23

とも

26
★★★☆リアルに年齢だけ大人になった自分を振り返り、思いのほか大人ではないこと気づく。それと同感感覚で安心させられるエッセイ。時代的に内容は少々古いが、それを感じさせないのはきれいごとではない一話一話ウィットに富んだ内容故か。また頑張らずに生きていく人生の指南書的な即面もあり、再読したい雰囲気すらある。2015/08/15

manamuse

24
ちょいちょい声を出して笑ってしまった。ところで、松尾スズキってどんなひとだっけ?どうしても板尾が出てきてしまうのだ…笑。で、次に出てくる松尾さんは黒縁眼鏡の人で、読了後に検索したら全く知らないダディーなおじ様でした。2020/01/27

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