出版社内容情報
私たちのこころのふるさとはどこにあるのか。著者自らが百の寺を巡ったエッセイ集、第一巻は、花咲く「奈良」。五木寛之の『百寺巡礼』全10巻刊行開始!
第1巻 奈良 いざ、至福の名寺へ
古寺、名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。第1巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺、聖徳太子の強く深い想いが込められた法隆寺、優しさをいまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺――。私の「百寺巡礼」の旅が始まる。
『百寺巡礼』文庫化にあたって
百寺巡礼の旅のはじめに
第一番 室生寺
第二番 長谷寺
第三番 薬師寺
第四番 唐招提寺
第五番 秋篠寺
第六番 法隆寺
第七番 中宮寺
第八番 飛鳥寺
第九番 當麻寺
第十番 東大寺
あとがきにかえて
主要参考文献一覧
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
古寺、名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。第一巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺、聖徳太子の強く深い想いが込められた法隆寺、優しさをいまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺―。著者の「百寺巡礼」の旅が始まる。
目次
第一番 室生寺―女たちの思いを包みこむ寺
第二番 長谷寺―現世での幸せを祈る観音信仰
第三番 薬師寺―時をスイングする二つの塔
第四番 唐招提寺―鑑真の精神が未来へ受け継がれていく
第五番 秋篠寺―市井にひっそりとある宝石のような寺
第六番 法隆寺―聖徳太子への信仰の聖地
第七番 中宮寺―半跏思惟像に自己を許されるひととき
第八番 飛鳥寺―日本で最初の宗教戦争の舞台
第九番 當麻寺―浄土への思いがつのる不思議な寺
第十番 東大寺―日本が日本となるための大仏
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、’66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、’67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、’76年『青春の門』(筑豊篇ほか)で吉川英治文学賞を受賞。’81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を、’04年には仏教伝道文化賞を受賞する。小説のほか、『百寺巡礼』をはじめとする、音楽、美術、歴史、仏教など多岐にわたる活動が注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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