内容説明
瀬戸内に浮かぶ流島で発見された凄惨な首なし死体。首から上には奇怪なマネキンの頭が…。さらに通報を終えた発見者が現場に戻ると、頭が髑髏に変貌していた。ところが被害者の女性は、同時刻に愛媛県松山市の自宅で襲われ、瀕死の重傷を負っていた。なぜ、被害者は二地点で同時に存在できたのか。本格推理の女流新鋭が、驚愕の大トリックで挑む長編力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たけのうみ
1
22024/05/16
ニョンブーチョッパー
1
△2002/01/22
kagetrasama-aoi(葵・橘)
1
島田荘司氏が推薦する作家さんということで、当時購入し読んだ一冊。私は当時島田氏が後押しをしていた、新本格推理の作家さん達が好きで、色々読みましたが、司凍季さんの作品は、これだけしか購入していません。今回再読しての感想は、確かに謎は驚天動地なんですが、解決と動機がそれに追いついていない……です。初読の時もそう思ったんですね、きっと。でも文章は綺麗で私の好みなので、これを機会にもう数冊読んでみようかなと思っています。2016/10/16
Tetchy
1
2時間サスペンスドラマの題材に過ぎない内容でガッカリした。冒頭の幻想的(?)な謎の提示―首の無い死体が首の代わりに置かれていたマネキンからつかの間の瞬間、髑髏に変わる―、論理的解明、さらには犯人の手記で物語が終わるといった構成は師匠と崇める島田荘司の創作作法に則っているのだが、パンチが弱い。小説作法の方程式に当て嵌めて、ただ単純に作ったという印象が拭えないのだ。謎解き部分もカタルシスを感じられるものでもないし。凡作。2009/11/08
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