内容説明
嵐の夜、所沢市・円福寺の『飛び鐘』が人を殺した。820キロもの釣鐘が宙を飛び、崖下の家の鹿松徳造を押し潰したのだ。真相を追う、円福寺のニューウェイブ僧侶・秀円。彼は新興宗教の教祖・新宮有恒が、徳造の死を暗示していた事実を知る。が、さらに第二、第三の連続殺人が起きた。ミステリー史上最重量級の凶器の謎。奇想天外の長編推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨコケイ
1
【再読?】埼玉県所沢、和菓子屋の主人が自宅の庭で殺される。一連の証拠から、凶器は崖下の寺の釣り鐘としか考えられない。800キロ超の鐘をどのように使用したのか?主人は新興宗教の信者であり、教祖は事件を予言していた。やがて更なる犠牲者が…。お気楽な寺の跡取り息子が、若手刑事(高校の後輩)から情報を得て推理する。昭和後期の軽いノリの文章とテンポだが、不可能状況がユニークだし、メイン以外にも細かな謎や事件を散りばめて読ませる。大ネタの馬鹿馬鹿しさも嫌いではないが、とある小ネタが好みで善き。2025/04/29
kanamori
0
☆☆☆2012/10/20
shunt_13
0
『武蔵野0.82t殺人事件』というタイトルのノベルスの方を読みました。2009/07/30