内容説明
東京南青山の高級マンションで、プレイボーイの青年実業家高原雅之が刺殺された。十津川警部と亀井刑事の捜査で、五人の女の名前が浮かんだ。その一人、モデルの片山みゆきは、伊豆下田に向かったまま行方不明、石廊崎から身を投げたか、水死体で発見。さらに一人が天城峠で殺され…。伊豆を舞台に次々起こる殺人。十津川警部の推理が冴えるトラベル・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
「勝手に列車祭」第151弾。この本は2冊あり文庫コレクション292冊目で長編であった。。。 1991年12月20日 初版。。。不運なエリートサラリーマンが会社をサボってのミニトリップに出かけたところ、綺麗な女の人に言い寄られ、一緒に旅をしてしまうところ、結局は殺されてしまうという。。。一人の女の身勝手な殺人を犯してなり代わったのが、次々と殺人を生んどうしようもなくなっていく。吾が十津川警部の喋りがおかしいとろがあった。初版買いが止めれぬ理由である。2017/02/21
コマンドー者
1
88年の毎日新聞社のマイナーノベルスから出た十津川もの長編。入り組んだプロットで標準以上の仕上がりと言える。2024/04/07
kenkou51
1
長編 お金持ちの人や幸せそうな人を見て、この人になってみたいと思ったことがある。でも、本当に変われたら本当に幸せなのかは疑問だ。その人の過去までを背負って生きなければならないからだ。この作品の事件解決の肝がそこにあり、後半部から結末にかけてが面白かった。2013/11/13
アヴィ
0
幾つものミスリードによって、読者を真相から遠ざける手法がとても効果的でうまく書かれている。ドラマだと西村京太郎トラベルミステリーシリーズの常連女優が怪しげな演技をしていると、それだけで真犯人が分かってしまうが、原作ではあっさりと騙されてしまう。2025/05/09
ラピス
0
この人の本何冊も読んでますが、句読点少なめなのがこんなに読みやすいなんてw別の本の解説?でもあったけど、しっかりと伝わるように?句読点増やしてるって書いてあったけど、ただただ読みずらくなってる。2024/02/15