感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
89
乃木坂46×光文社文庫 乃木坂文庫対象本 コケ子…じゃなかった布子先生に主人公爽香の少々長男に甘いながらも仲のいい家族となんだかダークな中年男の色事情が対照的な作品でした。ダークな事情にかかわって心に傷を負ってしまうとなかなか立ち直りが難しいのですよね(うちも家庭事情がめんどくさいので…)。ひとりでも多くの青少年が爽香のような明るい生活を送れたらいいのですが…。2019/07/30
あつひめ
75
三毛猫ホームズがミステリーとの出会いだったが、その後いろんな作家さんの作品を読むようになり、赤川さんとは、ちょっと疎遠に。1年に1作の成長型ミステリーを書いていたなんて知らなかったです。早速手にして、懐かしい赤川さんの匂いを嗅ぎとった気分です。読むなら、1作目から順にいかないと…。友人、家族、教師、刑事と、それぞれのキャラもあー濃いなぁと、思いながらテンポの早い展開に満足しつつ…軽く楽しめました。いろんな形式が書ける赤川さん。私は赤川さんのユーモアと、ミステリーの融合が大好き。爽香シリーズ…とても楽しみ。2014/09/20
セウテス
51
〔再読〕1988年爽香15歳でスタートした、このシリーズは一年に一作登場人物は一歳ずつ成長していく「読者と供に歳を重ねるミステリ」です。そして2014年発売された27作では、爽香は41歳になりました。さて、爽香中三の秋、行方不明だった親友から突然の電話があり、待ち合わせ場所の教室に駆けつけると、そこには友達の死体が。爽香は遺体が着けていた若草色のポシェットが、すり代わっている事に気付きます。爽香はいたって普通の子です。成長物語として楽しめますが、謎やトリックも一風変わっていて、目の付け所がいいと感じます。2014/11/10
siro
43
赤川さんの小説を読むのは本当に久しぶり。たぶん25年以上読んでいなかったかも。結構酷い殺人事件なのに爽やかに終わる感じは独特。主人公の爽香の明るいキャラクターも好感が持てるし、周りを固める登場人物も個性的で楽しいのでこの後長く続くシリーズも期待大です。疲れないミステリーいいですね。2015/10/08
かいちゃん
35
知らないで手に取ったのですが、これってすんごい続編というかシリーズものなんですね。なんか言い方が昭和のにおいがするわ。続編も読んでみようっと2024/09/11