内容説明
「ようこそ、アリスの丘へ」脱サラして喫茶店を開いたM・一郎さんを手伝って、ケーキを焼く桂さん。美しい高原の四季、ネコのプーさん、リス、ウサギなど動物たちに囲まれた楽しい生活…と、ここまではよかったのですが。おっとりしていて、ちょっぴりあわてん坊の桂がくりひろげる、おとぎ話風ドジと失敗の連続!
目次
1 車に見えないアリスの小径(アリスの丘の女い馬小舎;アリスの丘の幸せ;はじめてのお誉めの言葉は;クマさんケーキ;アリスの丘には魔物がいます)
2 天火は魔法使い(「女王さまに捧げるケーキ」;駅から歩いてみえました;M・一郎サンのバラのティー;アリスの丘の不思議の時計)
3 幸せのお菓子(軽井沢トイレはむつかしい;ケーキはヤキモチ焼き;手作りケーキの職業病は;お客さまはタヌキさん;プーさんケーキ)
4 プーさんごめんネ(アリスの丘のクリスマス;アリスの丘の冬の星;忘れんぼのバナナケーキは、箱のない箱入り娘;結婚記念日のカップル)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山猫
15
内容は「アリスの丘の物語」とほぼ同じで、新ネタは生クリームのダマと逆転時計の話くらいだし、大村和泉さんのイラストがカラー含めて大増量なだけ。このところ引っかかっているのが、彼女が多用する「手ごね」という言葉。ケーキってこねちゃまずいんじゃないの?ビンボくさい極薄コーヒーにお金払いたくないし、少なからぬお金を払って買うケーキなのだから、箱ぐらい欲しい。アリスの丘は店主側の変な拘りや都合を押し付けるティールームだったんだね。ガッカリだ。2020/09/19
barabara
2
アリスの丘のてんやわんやを、ほのぼのファンタジーチックに。桂さんのファンタジーなイラスト、熊だの猫だの女王様だの一番ゾワゾワする路線だが、不思議と桂さんだとスンナリ受け入れてしまう。軽井沢での冬ごもり…憧れるな。2013/12/01
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