誰何

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334110857
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京都内で松川美和という女性が孤独死した。その報を親族に伝えた警察官は衝撃を覚える。松川は二年前に亡くなったというのだ。北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀。ある日、警視庁の刑事から、松川の部屋に警官時代の新内の名刺が残されていたと聞く。彼女のことなど皆目知らないのに。同じ頃、石狩で起きた事件を捜査していた道警の砂本修二は、被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つけ……。


【目次】

内容説明

東京都内で松川美和という女性が孤独死した。その報を親族に伝えた警察官は衝撃を覚える。松川は二年前に死去したというのである。では、この人は誰なのか?北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀。勤務中に出会った警視庁の刑事から、松川美和の部屋に警官時代の新内の名刺が残されていたと聞く。彼女のことなど皆目知らないのに。同じ頃、道警の砂本修二は石狩で起きたひき逃げ事件を捜査していた。そのさなか、予期せぬ事態に直面する。被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つけたのだ。異なる場所に残された名刺が意味するものとは。行旅死亡人の過去に秘められた真実とは。刑事たちが追う複雑に交錯した無数の事件。その道行はやがて、一本の糸を紡ぎ出していく。

著者等紹介

伏尾美紀[フシオミキ]
1967年北海道生まれ。2021年、『北緯43度のコールドケース』(受賞時タイトル「センパーファイ―常に忠誠を―」)で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。’26年『百年の時効』で、第28回大藪春彦賞、第47回吉川英治文学新人賞、第79回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)と、三冠受賞に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

206
10月の第一作は、伏尾 美紀の最新刊です。伏尾 美紀、4作目です。骨太の社会派ミステリ、最期がスッキリしませんでした。 本書で、「誰何」と言う言葉を憶えました。 https://books.kobunsha.com/book/b10193660.html2026/10/01

パトラッシュ

174
次代の警察小説の書き手として力作を発表する著者だけに期待度アップで読んだが、今ひとつ物足りなかった。北海道で起こったひき逃げと東京での老女孤独死が、それぞれの事件を追う刑事の捜査を通じて微妙に絡まっていく。双方の死者が自分の名刺を持っていたため巻き込まれた元刑事が加わり、やがて関係者の苛酷な過去が浮かび上がる。複雑な網目模様が1本の線に集約されていく物語の展開は面白く読んだが、どうしても『百年の時効』に比べ描写が薄く重厚さに欠ける。倍ほどの分量で刑事と被害者と加害者のドラマをじっくり書き込んでほしかった。2026/09/10

いつでも母さん

144
はぁぁ。絵のようなカバー写真がしっくりくる読後感。誰なの、何故なの、それがずーっと続いて、どこにたどり着くのだろうとページを捲った。前作が良すぎたので期待値を上げすぎたかもしれないが、それでもかなり面白かった。何かある・・と不安だったが結末に安堵したのは正直なところ。それにしても宝生、喰えない奴だなぁ。またどこかで会ってみたいけれど。2026/09/09

ナミのママ

88
東京で松川美和という女性が死亡した。ところがこの女性、戸籍上は2年前に死んだことになっている。ストーリーはこの謎を追う話だ。ここに3人の男性が登場する。警察を辞め児童相談所の職員になったばかりの新内。ひき逃げ事件を担当する捜査一課の砂本。この2人は過去につながりがあり、その私生活が作品の中で明らかになっていく。もう1人が東京からの刑事宝生。本来は脇役であるはずの宝生だがそのキャラクターが妙にインパクトある。失踪事件の謎に加えて、関わる刑事たちの人間像に強く惹かれた作品。宝生に関してはもう少し読んでみたい2026/08/28

チーママ

81
児童相談所の臨時職員として働く警察退職者の新内は、警官時代の自分の名刺がある二人の人物の所で見つかったと聞かされる。覚えのない人間が持っていた2枚の名刺は何を意味するのか?。2年前に死んだはずのある女の孤独死。謎が残るひき逃げ事件、新内に付きまとう元公安の怪しい刑事。そこに新内と後輩刑事砂本の過去も絡んで事態はひと筋縄ではいかない展開に。ここまで複雑に絡み合ったピースを全て解決するなんて無理じゃない?残り少なくなる頁にヤキモキしたが…さすが伏尾さん。シラタマかメダマヤキか問題で笑える結末に安堵して読了。2026/09/11

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