出版社内容情報
夏休み中の大学構内で、古い面をつけて踊っていた学生が急に倒れ死亡した。ホラー作家の鹿角南と友人の和歌子は、和歌子の祖父が蒐集していた神楽面がネットに公開されたその「呪いの面」と同じ形状だと知る。死んだ学生の友人である村上と奈良崎とともに、面の出自を調査するが――。怪異とは。「神」とは。私たちの存在の根源を見通す、背筋の凍る傑作ホラー。
【目次】
内容説明
夏休み中の大学構内で、古い面を着けて踊っていた学生が急に倒れ死亡した。ホラー作家の鹿角南と友人の和歌子は、和歌子の祖父が蒐集していた神楽面がネットに公開されたその「呪いの面」と同じ形状だと知る。死んだ学生の友人である村上と奈良崎とともに、面の出自を調査するが―。怪異とは。「神」とは。私たちの存在の根源を見通す、背筋の凍る傑作ホラー。
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ]
東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
加門さんの鹿角南が主人公のシリーズで私は「祝山」「目嚢」に続いて3作目です。登場人物は大学生であるところで見つけた古い木の仮面をつけてしまうと災厄が降りかかってくるという話です。目のところが横に空いているというよりは縦に裂けていてこの題名がついたと思われます。前のシリーズよりも怪異性が若干少ない感じがしました。2026/05/15
ポチ
46
祟り神、厄神、神もいろいろ。神が決めたことは人が何をしようと変わらない。一度でも穢れに触れてしまったらもう取り返しがつかない…。怖い。2026/06/02
sin
44
祝!『祝山』映像化!オカルト作家鹿角南のあの作品が映画館で観れる!さて、彼女の関わる怪異の第三弾がこの『烈神』だ。古来、本邦の神は祟るものと敬い畏れられて来たが、神事に於いて祓われた厄を神と位置付けて良いものであろうか?この物語は、通称『おばけん』に入部した2人の男子学生の視点で進んでいく…片方は所謂悪夢に対して神社のお祓いで納めるが、もう一方は遭遇する怪異に晒されて作家の提案で神事に参加することで厄祓いを果たそうとする。積極的で真っ直ぐな対処法に思えるが、果たして神はそれを受け入れてくれるのだろうか?2026/05/18
備忘録
27
鹿角南シリーズに待望の新刊 実際にありそうな祭司儀礼とそれに端を発する不気味な面、人では抗えない神の力 途中まではそんなに危険な感じの展開でもない雰囲気だったが、結末まで読んでこのシリーズらしい作品だなと思った2026/05/12
みや
12
鹿角南3作目。自然の禁足地、一族の呪いと来て今作は「神との戦い」なので雰囲気は『祝山』に近い。恵みと災いを齎す自然は神であり悪である。どう足掻いても逃れられない絶望感が半端なかった。神事は手順通りにやるイベントに過ぎないと生温く考えている不届きさを真正面から躾けられた気分。細長い縦穴が2つあるだけのお面は想像するだけでゾクッとする見事な造形だし、裂け「目」の意味から視覚で味わう怪異描写を多く楽しめた。それ以上に聴覚で堪能する怪異が絶品で大好き。これぞ日本の民俗学ホラー!と言える湿り気に心ゆくまで浸れた。2026/05/25
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