光文社文庫<br> リカバリー・カバヒコ

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光文社文庫
リカバリー・カバヒコ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334109905
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住む人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。心がじんわりほどける、再生の物語。


【目次】

内容説明

新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の体の治したいところと同じ箇所を触ると、そこが回復するのだという。人呼んで、”リカバリー・カバヒコ”。住人たちは、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明けて―。経験と記憶が、前とは違う自分を作ってくれる。急な成績不振に悩む高校生、ママ友に馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌で嘘をついた小学生、ストレスによる不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長…。誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う青山ワールドの真骨頂。カバヒコの誕生秘話を収録した待望の文庫版。

著者等紹介

青山美智子[アオヤマミチコ]
1970年生まれ。愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務の後、出版社で雑誌編集者をしながら執筆活動に入る。2017年『木曜日にはココアを』で小説家デビュー。同作は第1回未来屋小説大賞入賞、第1回宮崎本大賞受賞。『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』の5作が5年連続で本屋大賞にノミネートされる。また、『お探し物は図書室まで』は、米「TIME」誌が発表する「2023年の必読書100冊」に、唯一の日本人作家の著作として選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カブ

43
青山美智子氏の小説はいつも心がほっこりする。今回も新築分譲マンションの近くの日出公園にいる、「リカバリー・カバヒコ」に会ってみたくなる、癒し系のお話。読んで良かった。2026/06/12

みんとあめ

42
日の出公園に体の治したいところと同じ所を触ると、そこが回復するというカバのアニマルライドがいる。人呼んで「リカバリー・ガバヒコ」。アドヴァンス・ヒルの住人たち、どの世代の悩みにも共感してしまう。悩みの渦中って視野が狭くなって、根本が見えなくなる。ガバヒコに打ち明ける中で、どうありたいのかに気付き、心の回復・リカバリーして一歩踏み出す姿に勇気をもらえる。第3話の新郎からちはるへの手紙が一番ウルッときた。誰人にもリカバリーの力は備わっていることを教えてくれる再生の物語。忘れずにいたい。2026/06/05

RRR

39
公園にポツンと存在しているアニマルライド・カバヒコ。 悪い幹部を浸せば途端に傷が癒える、まるでお伽噺的寓話であるが、人に寄り添う気持ちを持たなくては、と強く思いました。その話の発端になった少年の母の在り方について、涙が止まりませんでした。寂しいだろうと思う少年に、とっさに思い付いた作り話が後に拡散される。繋がっているんだな、とさえ思い、僕の胸に仄かな明かりが燈り、胸がジンと温かくなり、涙が止まりませんでした。僕はこういう人の善意が連鎖する物語に、心底弱いのです。2026/05/15

けやき

36
心温まる、優しい物語でした。自分だったらカバヒコのどこをなでるだろうか?2026/05/31

mayu

36
お久しぶりの青山さん。アドヴァンス・ヒルという新築マンションに住む悩みを抱えた住人達が公園にいるカバヒコと出会い、悩みと向き合う連作短編集。悩みがあると頭の中がそればかりになり、視野が狭くなる。そんな時に偶然公園のカバにはリカバリーの力があると聞いたら住人の様に藁にもすがる様な気持ちでカバにすがってしまうかもしれないなぁ。以前より響く感じは少なめだけど、私はすぐ不安になりがちだからクリーニングのおばあちゃんが不安は想像力があると言っていた言葉が有難かった。読後感が良いので毎晩一章ずつ読んでいた一冊。2026/05/23

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