出版社内容情報
南町奉行所の定廻り同心・春野風太郎は、父の代から関わっている町のやくざ者の金五郎に、このところ注意を払っていた。悪さをできるほどの者でもないのだが、風太郎の腹心でもある岡っ引き・喜六のかつては兄貴分でもあったこともあって気にしていた。ある日、知人の頼みで、金五郎に「子守」を頼むことになったのだが……。ほかにも、春野家の若党にまつわる泣ける話もあり、今巻は心に響く話が満載。待望の人気シリーズ第四弾!
【目次】
内容説明
南町奉行所定町廻り同心・春野風太郎の古い知人に、どうしようもない男がいた。かつて御用聞きの親分の下っ引を務めていた金五郎。親分亡き後、元のだらしない生活に戻っていた金五郎に、人情同心の風太郎は十歳の子供の子守をさせることにしたのだが…。やくざ者と、ちょっと心の弱い少年。そこに紡がれる最高の物語。読後爽快な捕物帖シリーズ最高傑作の第四弾!
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪漫騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛ける。2010年、『取次屋栄三』で小説デビュー。以来、人の情を深く描き、江戸情緒を鮮やかに再現する作風と爽快な剣戟などの魅力の詰まった作品で人気を博す。とくに、その剣戟については、自らの剣道の経験を生かしたリアリティに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タイ子
65
シリーズ第4弾。定町廻り同心・春野風太郎が向かった先には浪人風の惨殺体。それは風太郎の家に長く勤める若党・大庭仙十郎の父親だった。仙十郎は幼くして父親と離れたため顔も知らずに過ごしてきた。優しい風太郎は仙十郎に告げることなく探索を始める。父が巡り合わせたかのように仙十郎が出会う1人の武士。やはり、こういう展開がいいな。他には下っ引きをしていた金五郎という男の話。今はだらだらと過ごしていた毎日の中に一人の男児が現れ、彼の日常が少しづつ変わり人生をも変えて行く。心が通い合うと人は優しく強くなれるんだな。2026/04/25




