光文社新書<br> 中国は覇権を握るのか―帝国をよみとく8つの鍵

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光文社新書
中国は覇権を握るのか―帝国をよみとく8つの鍵

  • 李 虎男【著】《リ/コウナン》
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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334109493
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日本は中国に対してどのような判断をすべきか。アヘン戦争に始まる「恥辱の記憶」、共産党の継承の方向性、一筋縄ではいかない対米感情、孔子の復権にみる「文化大国」への野心、若者の保守化を促す山寨文化、大媽と農民工が象徴する格差、香港と台湾の強い反発、技政学(テクノ・ポリティクス)の逆襲……。90年代から日本で学び、今も日中両国を行き来する中国人研究者が、今後の中国社会を左右する8つのポイントをよみとく。


【目次】

内容説明

「世界の工場」だった中国は今やその地位を脱し、「イノベーションの発信地」へと邁進している。その先に中国が目指すのは単なる大国ではなく、中華文明を世界の中心へと復興させることである。それに対して、日本はどのような戦略的判断をすればよいのか。アヘン戦争に始まる「恥辱の記憶」、共産主義の継承の方向性、一筋縄ではいかない対米感情、孔子の復権にみる「文化大国」への野心、若者の保守化を促す山寨文化、大媽と農民工が象徴する格差、香港と台湾の強い反発、技政学(テクノ・ポリティクス)の逆襲…。’90年代から日本で学び、今も日中両国を行き来する中国人著者が、今後の中国社会を左右する8つのポイントをよみとく。

目次

序章 中国はイラン戦争をどう見ているのか?
第1章 「中国の夢」とは何か
第2章 共産主義の継承者
第3章 愛憎半ばする米中関係
第4章 「文化大国」への野望
第5章 若者の保守化と山寨文化
第6章 大媽と農民工―深刻な社会分裂
第7章 香港と台湾の反発
第8章 技政学の反撃

著者等紹介

李虎男[リコウナン]
1972年生まれ。1993年、中国・延辺大学朝鮮言語文学科を卒業後に来日。上智大学大学院文学研究科、中央大学大学院法学研究科を経て、2005年に中央大学より法学博士号を取得。韓国・西江大学、慶南大学極東問題研究所客員研究員を歴任し、延辺大学科学技術学院教授、創価大学法学部客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

71
著者は中国の大学を卒業後、日本の大学院を修了。日中韓の大学で教える。中国人の研究者だけあって内部事情に詳しく中国人の視点に立って習近平政権の目指すところを解き明かす。日本人研究者などによるものとは一味違う分析が新鮮。中国史において蛮族による侵略は繰り返されてきたが、それらは常に中国文化を吸収し、その一部となってきた。しかし、アヘン戦争以降の西洋による侵略はこれまでとは決定的に異なって、中国文明の優越性を認めず、自らの文明を押し付けてきた。更には格下の日本にまで…。この恥辱を雪がねばならない。⇒2026/07/10

skunk_c

67
著者は中国の大学を出て日本の大学院で学び、韓国で研究活動をした経験もある。そのためか特に中国の事情と世代間の違いに関して詳しい説明があり面白かった。社会主義という看板を棄てずに孔子の復権を図ってきた習近平政権は、やはり中華思想的な支配構造を意識しているように思える。最後に出てくる「技政学」という概念は初めて聞く言葉で中国の狙いがよく分かったが、果たしてアメリカが確立してきた情報などのプラットフォームを中国が簒奪できるかは微妙な気がする。少数民族に対する扱いもほとんど捨象。当局から睨まれるのを恐れているか。2026/06/28

よっち

22
世界の工場からイノベーションの発信地へ急激にシフトする中国を歴史・政治・文化・社会の8つの鍵から読み解く1冊。習近平政権による権力集中、米国への複雑な心境や思想面でも世界の中心を目指す動き、若者の保守化を促す山寨文化、世代間・地域間・貧富の圧倒的な格差、香港と台湾の強い反発といったポイントから見えてくる、恥辱の記憶と中華文明復興の野心が一貫した原動力となっていること、表面的な経済成長や技術力の裏側にある、複雑な国内事情と対外戦略によって協力と対立が混在する中国との関係を考えていく必要性を改めて感じました。2026/05/06

sa10b52

2
いろいろ個別に情報は散りばめられていたけど、結構知ってるものばかりで、タイトルに対する明確な答えは述べられていなかったかな。最終章の技政学という考えが新しく、興味深かった。たしかにあれだけ大きな人口、多数の技術者がある国家で民生・官生品を一体として作ったらそれは強く、日本の国防上の脅威になるなと。あれだけ大きく強くなった中国だが、アメリカのみならず最近はEUも警戒しているようで、国内問題もあって彼らなりにも舵取りは難しそう。2026/06/04

NAGISAN

1
中国の現政権の考えをよくトレースされている。著者は模範的と言われる延辺朝鮮族出身。ただし、よく読むと問題点が指摘されており、言外の意味もあるのかないのか・・・?。表題は政権とは相いれないキャッチ―なものだが、出版社がつけたものであろうか?2026/07/14

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