出版社内容情報
今回の第59巻では、人気企画「グランドホテル」テーマが復活いたします。過去に第9巻『グランドホテル』、第26巻『夏のグランドホテル』の2冊を刊行し、いずれも好評を博しました。今回はクラシックなホテル、そして年越しの一泊二日を舞台としております。
読者の皆様には〈グランドホテル〉という、時間と空間を共有しながら複数の物語が交錯する企画において、アンソロジーの愉しさを存分に味わって頂ければ幸いです。
【目次】
内容説明
闇を愛する皆様。伝説のホテルへようこそ。ご紹介するのは、新たなる〈グランドホテル〉。このホテルでなければ体験できない最大の魅力が、まさに、伝説の由来です。新年を迎える年越しの夜、このホテルの上空に現れる奇跡の現象―オーロラが見えるというのです。闇を愛し、怪奇と幻想と異形の物語を求めてやまぬ皆様には、「極」の読後感でおもてなしをさせて戴けましたら幸甚です。では、チェックインとまいりましょう。(編集序文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
98
「異形コレクション」59作目です。よくまあ続いているという気がします。やはり井上雅彦さんの並々ならぬご努力のたまものなのでしょう。今回はすべて書下ろしで「お題」が「グランドホテル 極」ということで舞台が立派なホテルでしかもオーロラを観察でき、そこにはチェンバロやプールもあったりします。そこでの怪異などが語られます。最近の常連の平山夢明、斜線堂有紀、宮沢伊織、芦花公園、背筋、澤村伊智さんなどが楽しませてくれます。2026/01/13
H!deking
47
異形コレクションの新作!今回も素敵な作品が多かったですが、坂崎かおるさんのベルベディアの話が同じプリマス乗りとしてドンピシャでした。笑2026/03/19
Shun
29
毎回楽しみにしている<異形コレクション>シリーズの新刊でしたが、そうか一年以上間が空いていたのだなぁ。そして今回のテーマは本シリーズの歴史上でも何度か取り上げられていたという「グランドホテル」形式の短編集となっています。他のテーマと趣を異にするのは当作品の舞台となる「グランドホテル 極」が全ての作品の登場するという形式。これにより各作家の趣向を凝らした内容にはどれも感嘆させられました。伝統と格式を感じさせる建物、宿泊することすら中々叶わない貴重な体験、そして都市伝説まで語られるホテルでの一夜に酔いしれた。2026/02/17
佐倉
20
久々の(私にとっては初リアタイの)グランドホテル。12月31日、日本ではありえないオーロラが見えるグランドホテル極を舞台に様々な怪異が描かれる。バイトのドアマンが同じ一日をループする『扉を開いて』柴田勝家、殺し屋vsグランドホテルという異色バトル『ジェイル・ロックハウス』久永実木彦、直球のグロを筆力で突きつける『大宴会』王谷晶、泳いでいる間に見える女の死の様子によって文才を得た作家『スゥイミングプール』斜線堂有紀、ある事情を抱えた老人と夜を描く画家の出会い『見えざる光の、その先の、』空木春宵が好きな作品。2026/01/27
てこて
9
柴田勝家さんの「扉を開いて」が一番好きでした。人も人でないものも次々来訪する展開に、これぞ異形コレクション〜〜!!!こういうのが見たかったんです!!!とガッツポーズ。選別ルールの謎解きもいいし、ルールの理由も美しい。その一夜はすべてのお客様にとって極上の一夜であるべきだから、ドアマンが一流になって初めてもてなしの夜が始まるんですよね。 美しい…!!2026/02/07




