出版社内容情報
「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」
【目次】
内容説明
「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。医学書はどうか。キャラクターのイラストはどうか。マネの絵画はどうか。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか?そもそも「性的」とは何なのだろうか?いったい何が性的で、性的な表現の何が悪いのだろうか?私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」
目次
序章 性的なものとえっちなもの
第1部 性的なものの哲学(性的なものの何が悪いのか?;性的雰囲気―触れられなさと苦情の聴かれなさ;性的ペルソナ―欲求と恥)
第2部 えっちなものの哲学(えっちさとはどのような性質なのか―崇高と崩れ;セクシーな徳―えっちなのはよいことなのか;えっちの力―世界を愛するために)
終章 えっちさの美学に向かって
著者等紹介
難波優輝[ナンバユウキ]
1994年、兵庫県生まれ。美学者、会社員。神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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