出版社内容情報
ピッツェリア《デリンコントロ》は、店長と四人の従業員で営む小さな人気店。店長が不在の冬の一日、従業員もお客様も、いつもとどこか違っているようだ。そしてディナータイム、一見で訪れた怪しい客がピザを食べた途端、死亡してしまう。訪れた警官の事情聴取が始まると、思いがけない人間関係が明らかになって――。ミステリーの名手が仕掛ける一夜の華麗なマーダーミステリー!
【目次】
内容説明
丘の上のピッツェリア《デリンコントロ》はオーナー店長と従業員4人で営まれる小さな店だ。従業員たちの間になにやら小さな不協和音のあるらしいこの店で、ある夜、ラストオーダー間際に訪れた奇妙な客がピザを食べて突然死んでしまう。警察が呼ばれ、捜査が始まるが…。思いがけない殺人事件の一夜を描く、超絶技巧の鮮やかなミステリーを召し上がれ。
著者等紹介
青柳碧人[アオヤギアイト]
1980年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒。2009年、『浜村渚の計算ノート』で講談社の公募企画「Birth」の第3回受賞者に選ばれ、デビュー。’20年、昔話を下敷きにしたミステリー『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が多くの年間ミステリーランキングに入り、本屋大賞にノミネート。’25年、『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』が直木賞にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
46
良かったですね。 あらすじ通り、ピッツァリテで起きた殺人事件をキッカケに、そこで働く人たちを中心とした秘密が次々と明らかになっていく訳ですが、フィクションだと分かっていてもエグすぎて笑ってしまう。最後の最後まで楽しむことができるのもポイント高い。2025/10/06
クララ
7
小さなピッツェリアで起こる殺人事件。動揺する4人の従業員たち、それぞれの秘密。とにかく読みやすく、中学生の朝読書にもおすすめ。チーズが好きな人は楽しいのではないか。2025/11/13
ほんまる
6
最後に、意外な展開。やっぱりピザはいい。そりゃ息子も嵌まるわ。2025/11/16
陽ちゃん
6
帯のコメントを見ず、表紙絵の美味しそうなピザ、クワトロ・フォルマッジから、グルメ小説と思ったら、都内のピッツェリアでピザを食べた客が突然亡くなったことから始まる一夜。捜査が進むにつれ、登場人物それぞれの秘密も明かされ⋯。その一人である紅野の娘さやかの名探偵っぷりに感心しました。2025/11/03
かんがるー
6
面白かったー!! 一人称多視点で話は進むんですがキャラ立ちがしっかりさしているので切り替えが全く気にならず混ざることもなく非常にリズムよく進むので一気に読みました。 これはネタバレ厳禁だし下手なこと言えないので気になる方は読んでみてください! 2025/10/08




