出版社内容情報
晄は介護施設で一人の女性・海子と仲良くなる。しかし、海子は一人で死んでしまった。あんなに好きだったのに、何度もお見舞いに行ったのに、「好き」だという本音や「さよなら」さえ言えなかった。海子の部屋に残されていた晄宛の一通の手紙。そこには『ちびねこ亭』に行くように書かれていた。海子に伝えられなかった想いを抱え、晄はちびねこ亭に向かうのだった。待望のシリーズ第10弾!
【目次】
内容説明
晄は介護施設で入居者の海子と仲良くなる。しかし、彼女は死んでしまった。あんなに好きだったのに、何度もお見舞いに行ったのに、「好き」という本音や「さよなら」さえも言えなかった。海子の部屋に残されていた晄あての一通の手紙。そこにはちびねこ亭に行くように書かれていた。海子に伝えられなかった想いを抱え、晄はちびねこ亭に向かうのだった。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
30
今巻もはや10巻目。今回は、いつもとちょっと違った趣向もあったりしたけれど、題材が題材なだけに、やっぱり、うるうるときてしまう。大切な人との死と直面したくなくて次は、もう読まないかなあと思いつつ、又、読んでしまうのだろうなあ。2025/09/20
小梅さん。
9
うぅ、やっぱりこのシリーズは外では読めない。 大晴くんのお父さん、大人物だーーー。 そして、母親の再婚相手大前田さんも、とてもいい人。 大晴くんと葵ちゃんの2人だけの冒険は、素敵な結果になった。葵ちゃんのママ、怖そうだけどw みくりとエミリちゃん。音がくぐもるタイミングが??? こういうパターンもあるのかー。うむうむ。 そして、最終話の熊谷さんって、「あの」熊谷さんか! これはびっくり。こういう登場もあるんだ! あの人たちとは、また会えるって期待していいんだよね。 すでに続きが読みたくてたまらない2025/08/14
なんてひだ
6
どうやって琴線に触れるのか、心臓がギュッとなるから。でもみくりの占いは頂けないよ、軽はずみに言の葉がダメだと戒めなのかな、なんだかなあしか思えんて。あと熊谷があの熊谷とは、思わず声出た、というように誰かの伝手でちびねこ亭出てくる時の誰かを忘れてる思い出せない自分が歯痒いってこと2025/09/07
読書好き・本屋好き堂
6
シリーズ第10弾。 やっぱり高橋先生の作品の中で一番好きな作品😊 どのお話も涙なしでは読めない、外で読むのは危険な作品🥹 熊谷さんの過去も明らかに?! まだまだ続編が待ち遠しいです✨2025/08/25
陽ちゃん
4
シリーズ10作目。今回は、櫂さんが出てこない回があってびっくりしました。そして最終話、冒頭で出てきた熊谷が、あの熊谷だっ思わされました。たとは!いろんな縁で人と人がつながっているんだなぁと思わされました。それにしても、ちびのちびっぷりに拍車がかかって来たような⋯2025/09/23