金沢浅野川雨情

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金沢浅野川雨情

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334107161
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

金沢のひがし茶屋街で人気を誇った芸妓・なつ江が殺された。事件現場近くで目撃された水引細工店の女性や被害者と仲のよかった老舗料亭の料理人、贔屓にしていた和菓子店の店主、老人施設の経営者……聞き込みを続ける金沢東署の小豆沢玲子は、誰もが抱える家族や後継者の問題、悩みにも寄り添いつつ、徐々に事件の核心に近づいていく。


【目次】

内容説明

捜査は進むのに、遠回りばかりしている気がする…。事件を追う女性刑事が翻弄される、“金澤をどり”に潜む真実とは!?金沢のひがし茶屋街で人気だった芸妓・なつ江が殺された。事件現場の近くで目撃された水引細工店の女性や被害者と仲のよかった老舗料亭の料理人、ひいきにしていた和菓子店の店主、友人だった老人福祉施設の経営者…聞き込みを続ける金沢東部署の小豆沢玲子は誰もが抱えている後継者問題や家族の悩みに寄り添いつつ、徐々に事件の核心に近づいていく―。

著者等紹介

城山真一[シロヤマシンイチ]
1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。2015年に『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

166
題名と装画から時代小説かと思えるが、現代が舞台の人情ミステリ。金沢の茶屋街で起きた芸妓殺害を巡り、近隣の水引細工店や老舗料亭、和菓子店に老人福祉施設などを女性刑事が聞き込みに回る中で、それぞれの抱える家族内の悩みや後継者問題が浮き彫りになるプロセスは清張風の社会派的な風情を漂わす。そうした事件とは無関係と思われた諸事情や、被害者の芸妓が祭りで披露するはずだった踊りが少しずつ有機的につながり、ラストできれいに結びつく。多少きれいすぎの感はあるが、金沢から離れられず生きる人びとの懸命さが余情ある読後感を残す。2025/08/22

タイ子

85
これは警察小説であり、ミステリであり、金沢を舞台に人間ドラマをつぶさに描いた物語。城山作品としては趣を異にする作品になっているのがちょっと新鮮。金沢の茶屋街で人気芸鼓のなつ江が殺された。彼女に関わりのあった水引細工、和菓子屋、老人福祉施設などが連作短編で物語を語り、それぞれの人生にスポットライトを当てながら展開するのでそれぞれが面白い。そこに登場するのが女性刑事の小豆沢。鋭い感性と人の心にスッと入りこむ不思議な魅力の女性。そして、辿り着く切ない真相。小豆沢刑事シリーズは続きそうなので再会するのが楽しみ。2026/03/18

みゆ

75
面白かった~ヽ(^o^)丿 一人の芸妓の死を追って、ひがし茶屋街の店を訪ね歩く新米女刑事。水引細工、老舗料亭、上生菓子… 金沢らしさを織り込みながら、彼女の穏やかな物腰と冷静な観察眼が、事件だけでなくそこに暮らす人々の確執を解きほぐしていく。『新参者』の金沢版な感じですかね。刑事物なのに犯人逮捕で終わりでなく、芸妓の踊る予定だった演目に秘められた謎まで解き明かすのがいいですね。続編を予感させる終わり方、楽しみです(o^^o)2026/03/10

ゆみねこ

72
金沢のひがし茶屋街で人気の芸妓・なつ江が殺害され、捜査にあたる刑事の小豆沢玲子。現場近くで目撃された水引細工店の女性、老舗料亭の料理人、和菓子店の店主、友人だった老人福祉施設の経営者。中々心の内を見せない人たちが小豆沢に語る事実。明らかになった殺害犯と「浅野川雨情」に秘められたこと。ミステリーと言うより人情ものかな。面白さはまずまず、ちょっと長かった…。2025/08/19

aki☆

63
ミステリであり人間ドラマありでとても面白かった。金沢を舞台に一人の芸妓が殺された事件を追う連作短編集で、新人の小豆沢刑事が聞き込みなどを行い少しずつ犯人に近づいていく。けど、途中までは殺人事件を忘れ、色々な親子の物語を楽しんだ。時には目を潤ませながら。刑事とは「人」を相手にする仕事なのだと改めて思う。刑事としてだけでなく人として魅力的な小豆沢が良かった。芸妓殺人事件が軸にあるものの、この作品は金沢の文化を知り、子を想う親の様々な愛の形を知る、読み応えのある作品だった。ぜひ続編をお願いしたいな。2026/04/09

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