出版社内容情報
高校の社会科教員と推理小説作家という「二刀流」の生活を続けてきた著者は、あるとき親の介護問題に直面する。一人で背負った親の介護。それは先の見通しがつかず、精神的にも追い詰められる日々だった。そのあとに襲ってきた兄弟姉妹との相続トラブル――。実体験をベースに、介護を経験した人たちのナマの声を拾って見えてきた日本の社会構造的な欠陥。超・高齢社会で「転ばぬ先の杖」として大事な心構えとは。核心をつく提言。
内容説明
高校の社会科教員を務めながら推理小説作家としても活躍してきた著者。「二刀流」の生活を続けてきたが、あるとき、親の介護問題に直面する。それゆえ、高校を退職し、また筆も滞るようになった。一人で背負った親の介護。それは先の見通しがつかず、精神的にも追い詰められる日々だった。そして親を看取ったあとに襲ってきたのは、兄弟姉妹との相続トラブルだった―。著者の実体験をベースに、介護を経験した人たちのナマの声を拾って見えてきた日本の社会構造的な欠陥。超・高齢社会が進む我が国で、「転ばぬ先の杖」として大事な心構えとは。核心をつく提言。
目次
序章 「きょうだいは他人の始まり」か?
第一章 相続争いの現実
第二章 親孝行をした者が受けた現実―実例を踏まえて
第三章 法律や裁判所はどう考えているか―親孝行はボランティアなのか
第四章 調停と裁判の現実
第五章 社会問題としての介護
第六章 もし自分が要介護者の立場となったなら
第七章 介護からの逃げ得を防ぐために
終章 立法・司法への提言
著者等紹介
姉小路祐[アネコウジユウ]
1952年京都市生まれ。大阪市立大学(現・大阪公立大学)法学部卒業。高校社会科教員をしながら、’91年に第11回横溝正史賞を受賞。2008年、親の介護のために高校教員を退職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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