光文社古典新訳文庫<br> 人間の権利

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光文社古典新訳文庫
人間の権利

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  • サイズ 文庫判/ページ数 624p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334105716
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C0131

出版社内容情報

アメリカ独立の推進力となった『コモン・センス』の著者ペインが、E・バークによるフランス革命批判に反駁したのが本書『人間の権利』だ。ペインはフランス革命を擁護するだけでなく、祖国イギリスの君主制を徹底批判する。また「生存権」という観点から、貧困問題の解決、福祉政策などの政治改革を主張した。その急進性ゆえ発禁処分となった本書は、政治思想はもちろん、経済思想的にもあらためて注目されている重要古典である。

内容説明

共和政を理想とするペインは、E・バークによるフランス革命批判を論駁し、さらに王政批判を近代的な社会福祉政策と結びつけ、自国英国の格差、貧困問題の解決に向けて論を展開する。政治思想史においてだけでなく、「生存権」という観点からも重要な古典を、読みやすい新訳で。

目次

第一部(バーク氏の『フランス革命についての省察』をめぐって;バスチーユ監獄の破壊;人権の本質とその起源について;英仏の憲法について;革命に至る諸段階;フランス人権宣言およびそれについての所見;雑記;結論)
第二部(社会および文明について;現行の旧式な統治体制の起源について;新旧の統治体制について;憲法について;ヨーロッパの状態を改善する方法および手段―雑駁な所見を織りまぜながら)

著者等紹介

ペイン,トマス[ペイン,トマス] [Paine,Thomas]
1737‐1809。文筆家・政論家。イギリスのノーフォーク州セットフォードに生まれる。コルセット職人、収税吏の職を経た後、ロンドンにてベンジャミン・フランクリンの知遇を得たことをきっかけに1774年11月よりアメリカに渡り、文筆活動を始める。’76年に刊行したアメリカ独立の正当性と必要性を訴えた小冊子『コモン・センス』が爆発的に売れ、世論を独立へと決定づけた。その後、革命軍に自らも従軍する

角田安正[ツノダヤスマサ]
1958年生まれ。翻訳家。在ロシア日本国大使館専門調査員(1994‐’96年)。防衛大学校教授(2005‐’23年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sayan

17
ペインの人権宣言は、国家の正統性を「今この時の人民の幸福」に基づけると説き、自由と権利を守るには制度だけでなく公的な防衛力が必要と語る。この構造は憲法13条で権利保障を掲げつつ9条で手段を制約する日本国憲法の構造と響き合う。自衛権の行使をめぐる特徴的な論争では木村は制度内の明確性を重視し例外として個別的自衛権を限定的に認め、篠田は信託原理に基づき政府が守る責任を持つと主張する。理念と制度、平和と力、即応と制約のはざまで、何を守るのか、誰が判断するのか、まさにペインの問いかけが現代日本に突きつけられている。2025/03/26

ロビン

15
アメリカ独立戦争を推し進める力の一つとなった冊子『コモン・センス』で知られるペイン(イギリス人!)が、フランス革命を批判したバークの『フランス革命についての省察』への反論として書いたもの。解説にもあるが急いで書かれたため荒く、文章が練られていない。またフランス革命がジャコバン独裁に陥る以前の作の為、革命の見通しについて楽観的である。革命の正当性を擁護しつつイギリスの制度批判を行い、それを貧困者や老人子ども妊婦などの弱者への社会福祉政策提言に結びつけて展開し先見的な「生存権」を訴えている。熱い本である。2025/05/10

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