出版社内容情報
今やアメリカだけでなく世界的な人気を誇り、日本でも男女ともに多くの競技者とファンを抱えるバスケットボール。その起源は19世紀末、産業革命期のアメリカで「宗教界の生き残り戦略」として誕生した遊戯にあった。しかもそこには、一人の日本人留学生がいた。その後日本へ伝来したバスケは一躍人気スポーツとなり、日本代表は幾度もオリンピックへ出場する。また「データバスケ」や「高さを生かした戦術」も早くから取り入れた。その後、長い低迷期を迎えた後に『スラムダンク』や1992年バルセロナ五輪の「ドリームチーム」などによるブームが起きる。21世紀に入り改革を経てBリーグが活況を呈し、田臥勇太の挑戦からNBAを目指すことが当たり前になってきた。そして2024年、男子は44年ぶりにパリ五輪へと出場し、女子は二大会連続のメダルを目指す。本書はこのような日本におけるバスケットボールの受容の歴史を追い、ブームから文化になりつつある現在・未来を展望する。
内容説明
今やアメリカだけでなく世界的な人気を誇り、日本でも男女ともに多くの競技者とファンを抱えるバスケットボール。その起源は一九世紀末、後期産業革命期のアメリカで「宗教界の生き残り戦略」として誕生した遊戯にある。そして、そこには一人の日本人留学生がいた―。交通網の発達と軌を一にする全国への普及、“ミニバス”という発明、『スラムダンク』や「ドリームチーム」のブーム、長い低迷期と苦悩…。バスケットボールの日本への伝来と戦術の進化、世界への挑戦と挫折の歴史を、元大学バスケットボールプレイヤーでもあるスポーツ史研究者がヴィヴィッドに描き出す。
目次
第一章 バスケットボールの起源
第二章 日本への伝来
第三章 一躍、人気スポーツへ
第四章 高さへのチャレンジ
第五章 バスケブームから停滞期へ
第六章 ブームから文化への挑戦
著者等紹介
谷釜尋徳[タニガマヒロノリ]
1980年、東京都生まれ。2003年、日本体育大学体育学部卒業。2008年、日本体育大学大学院博士後期課程修了。現在、東洋大学法学部教授。博士(体育科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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