光文社新書<br> 恐竜はすごい、鳥はもっとすごい!―低酸素が実現させた驚異の運動能力

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恐竜はすごい、鳥はもっとすごい!―低酸素が実現させた驚異の運動能力

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334105464
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C0240

内容説明

鳥類は運動能力は生物の中でも別次元だ。ヒトが酸素ボンベを必要とする高度8000m以上のエベレスト上空を、ツルの群れは悠々と越えていく。鳥は哺乳類などとは別次元の「スーパーミトコンドリア」を持っているからだ。酸素消費が高く、活性酸素が低く、脂肪の合成が低い。この形質は約2億5千万年前に起きた大絶滅(PT境界)後の低酸素という強力な選択圧のもとで、原始的な爬虫類(双弓類)から獣脚類(恐竜の一群)が進化する過程で生み出された。現在では鳥が獣脚類の一部であることがわかり、鳥と獣脚類の距離は縮まっている。中生代の覇者となった獣脚類、そしてその後継者である鳥は、低酸素への適応を通じてなぜ驚異の能力を獲得することができたのか。地球の歴史と共に辿りながら、恐竜や鳥の身体構造や進化の歴史、能力の秘密に、独自の説を交え迫る。

目次

プロローグ すべては低酸素から始まった
第1部 初期獣脚類のニュービジュアル(コエロフィシス(初期獣脚類)のニュービジュアル
三畳紀のチャンピオン、コエロフィシスの実態
鳥が恐竜になる日)
第2部 インスリンが織りなす新しい生物進化(インスリンで低酸素を生き残る;低酸素がボディプランを決める;空気が一方向に流れる肺;獣脚類への進化はゲノム欠損から始まった)
第3部 スーパーミトコンドリアが創った鳥と獣脚類(スーパーミトコンドリアが創った獣脚類;獣脚類の卓越した運動能力;鳥はもっとすごい!)

著者等紹介

佐藤拓己[サトウタクミ]
1961年岩手県生まれ。東京工科大学応用生物学部教授。岩手県立一関第一高等学校理数科、東京大学農学部畜産獣医学科卒業。京都大学大学院医学系研究科分子医学専攻博士後期課程修了。博士(医学)。大阪大学蛋白質研究所研究員、財団法人大阪バイオサイエンス研究所研究員、岩手大学工学部准教授、米国サンフォード・バーナム研究所研究員を経て現職。麻布大学獣医学部客員教授兼務。専門は神経科学、抗老化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フク

16
#読了 気温が高く酸素濃度の低い三畳紀に生まれたことで、獣脚類が鳥類に受け継がれる形質を手にできたとする。 特に細胞の基本設計から異なる点が大きなアドバンテージを生み出しており、とても羨ましい。 図書館2025/02/24

スプリント

9
スーパーミトコンドリアがすごい。 運動性能特化型な進化をとげ地上から空中へ生存エリアを移した過程が興味深い。2025/04/13

もっぱら有隣堂と啓文堂

8
どうしてアネハヅルは8千メートル超のヒマラヤを越えられるのか。低酸素応答はヒトとアネハヅル、ひいては鳥類とではどう異なるのか。テーマは壮大。でもリアルもとっても壮大だったよう。筆者は鳥類が低酸素だった三畳紀に初期獣脚類が獲得した形質を受け継いでいると説く。まず気嚢システムと隔壁式の肺。それからゲノムのダウンサイジング。なんと哺乳類の三分の一しかない。これによりインスリン感受性を失い、スーパーミトコンドリアがエネルギーを産出し続け、肺の壁も薄くなる。活性酸素が少ないので老化も抑制される、など。すごいな、鳥は2025/02/20

蝸牛

4
我が家のウロコインコを見ながら、「そうか、君は恐竜だったのか」と思う。彼の体温が高いのもミトコンドリアのおかげ。肺の構造からして、こんなに違うとは知らなかった。 勉強になったし、すごく面白かった。2025/03/15

Go Extreme

3
低酸素適応:低酸素環境 進化圧 酸素効率適応 内温性 スーパーミトコンドリア インスリン耐性 獣脚類の進化:コエロフィシス 二足歩行 直立姿勢 速筋発達 骨盤変化 呼吸と運動分離 高持久力 鳥類特異性:気嚢システム 高エネルギー消費 飛行適応 恒温維持 軽量骨格 高高度飛行 酸素消費効率 恐竜から鳥へ:獣脚類起源 生態的適応 肺構造進化 低酸素環境適応 運動能力進化 進化と環境変動:三畳紀環境変動 酸素濃度変化 生物大量絶滅 生態系適応 進化選択圧 未来への示唆:進化生物学研究 現代生物適応 環境変化影響2025/03/12

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