光文社古典新訳文庫<br> 世間胸算用

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光文社古典新訳文庫
世間胸算用

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334105310
  • NDC分類 913.52
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一年の収支決算日である大晦日その日の事件を軸に、貧乏に追われる庶民の悲喜劇を描いた「連作短編小説」。六軒の裏長屋住人のその日暮らし、正月飾りのことで息子を叱る隠居婆、亭主の入れ替わりで借金取りから逃れようとするもの、絶望にたえる貧者とその女房の夫婦愛など。落語のようなオチを交え、無名の人々の滑稽さや可笑しさを、愛情にみちたまなざしで掬い取った傑作をリアルにストレートに伝える関西弁での現代語訳。

内容説明

一年の総決算である大晦日その日を舞台に、貧乏と借金に追われる町人の悪戦苦闘ぶりを描いた連作短編集。正月飾りのことで息子を叱る隠居婆、借金取りから逃げるための「亭主の入れ替わり」策、貧困にあえぐダメ亭主と女房など、滑稽さやおかしさをストレートに伝える関西弁の新訳。

著者等紹介

井原西鶴[イハラサイカク]
1642(寛永19)‐1693(元禄6) 江戸時代前期を代表する俳諧師、浮世草子作者。大坂の商家に生まれる。39歳で、一日に4000句を一人で詠む「矢数俳諧」に成功して名声を得た。41歳時に浮世草子『好色一代男』を出版。当時の出版界に衝撃を与え、以降人気作家となる。52歳歿

中嶋〓[ナカジマタカシ]
1952年、長野県生まれ。早稲田大学名誉教授。作家。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は西鶴などの江戸時代文芸・文化研究。小説『廓の与右衛門控え帳』で第8回小学館文庫小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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巨峰

42
井原西鶴の晩年の作品で、大みそかの日を舞台に商人同士のお金のやり取りを描き出す。現金だけで商売できたらいいけど、そうじゃない。掛があるから商売を膨らませることができるけど、やりすぎると破綻を招く。今回表面をなぞる様な読み方しかできなかったけど、商売を志す人は熟読したらよいかも。コメディですね。それから語り口が独特で、だけど整理されていて面白い。2025/02/24

そうたそ

8
★★★☆☆ 今年はこの一冊で読み納めにしようと決めていた一冊。何せ、本書の舞台は大晦日。大晦日の一日、貧乏と借金に追われる一般庶民たちの悲喜劇が描かれる。何とも景気の悪い話ではあるが、西鶴ならではの滑稽さ、可笑しさが十分に味わえる内容となっている。訳者による解説も読み応えたっぷりで、本書の理解を深めるのに最適。この流れで是非とも「日本永代蔵」も古典新訳文庫から刊行してほしいところ。2024/12/31

Ta283

1
関西弁の新訳2025/05/19

茶々丸

1
以前に読んだ同じ井原西鶴の「好色一代男」とはがらりと異なり、大晦日の借金取りから逃れようとあの手この手を策す町人たちの滑稽な姿を描いている。 元禄時代の話とはいえ、本書の舞台となっているのは大半が大阪、京都といった上方。この辺り、江戸の借金取り、町人の気質とはまた異なるのだろうか。 著者による解説で、元禄時代は(一般的なイメージである)繁栄とは裏腹の暗い時代だった、とあるのは個人的には盲点であった。なんか、派手派手なイメージを勝手にしていた。2025/01/19

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