行成想歌

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

行成想歌

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年09月29日 10時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334105181
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「我が蔵人頭は、優しいが頼りない……」
幼い頃に父を失った藤原行成は、平安貴族としての官位栄達を諦めていた。しかし、行成の姿を見ていた一条天皇は、彼を側近である蔵人頭に任ずる。
その行成は、一条天皇の感情の自制と苦悩に満ちた生涯を目の当たりにすることとなった。
筆の名手「三蹟」の一人として知られる行成とその妻、一条天皇と中宮定子、そして清少納言。互いを信じて想い合う姿には、愛が溢れていた。

内容説明

我が蔵人頭は、優しいが頼りない。しかし、私の目に狂いはなかった。幼い頃に父を失った藤原行政は、平安貴族としての官位栄達を諦めていた。しかし、行成の姿を見ていた一条天皇は、彼を側近である蔵人頭に任ずる。その行成は、一条天皇の感情の自制と苦悩に満ちた生涯を目の当たりにすることとなった。筆の名手「三蹟」の一人として知られる行成とその妻、一条天皇と中宮定子、そして清少納言。互いを信じて想い合う姿には、愛が溢れていた。紛れもなく“帝”。だが、一人の孤独な少年だった。行成は、その想いに寄り添い、見守りたかった…。権謀術数が渦巻く平安時代を舞台に、“愛”を描く王朝ロマン。

著者等紹介

佐藤雫[サトウシズク]
1988年、香川県生まれ。「言の葉は、残りて」(「海の匂い」を改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

147
道長と一条帝の間を取り持とうと奔走する藤原行成の姿は『光る君へ』でも見どころだったが、その苦労話を深く掘り下げていく。実直な官僚として重職に就くが、一方だけに肩入れできず全員を救おうと知恵を絞る。その懸命さが却って双方から信頼され、一層苦労させられてしまう。だからこそ帝は辞世の歌を彼に託し、清少納言と共に定子への深い想いを再確認するに至ったのだ。確かに美しい生き方だが、あまりにもどかしい。行成が「パトレイバー」の後藤隊長みたいな性格なら、「みんなで幸せになろうよ」と宮中を思い通りに動かしたかもしれないが。2025/02/24

のぶ

71
佐藤さんの味わい深い平安の物語を堪能した。恋愛小説とも言えるけれど、本作は男女間の愛に留まらず、主従間の愛も描き、様々な想いに溢れた作品だと感じられた。本作で主人公となるのは、父親が早く死去し後ろ盾がないことから藤原傍流。栄達願望は特になく、妻の奏子との平穏な暮らしこそを望んでいる藤原行成。一条帝の望みにより何と、帝に近侍し補佐する職の長官=蔵人頭に任命される。そんな蔵人頭の立場で見た宮中の人間模様が描かれている。行成の人物像が優しく造形されていて、読み心地も、読後感もとても良い話だった。2025/02/06

星群

69
〝桜が人になったら、きっとこんな人だろうと思った〟冒頭の一文が、私の心を鷲掴みにする。痺れます、佐藤さん。素敵。桜の様な中宮定子をはじめ、〝ぎょうせい〟蔵人頭藤原行成、定子を溺愛する一条天皇、そして清少納言。様々な人の思惑がひしめく世界で、大切な人に寄り添うことがどれだけ大変なことか、それを観せられた様な気がします。息吐く暇もない程でした。2025/04/16

イケメンつんちゃ

57
佐藤雫 つんちゃんファミリー 五十年振りの ミハルの味噌汁 カイさんは泣いている 単行本を読んでみました 飛龍十番勝負 第六十一弾 今回は 佐藤雫先生 いつもお世話になっております レビューさんの オススメ物件 星5つの旅へ誘いましょう 大河ドラマ助かります よかった 登場人物は知った人 人見知りが結構激しいってことも無く 無口なお喋り どちらかと言うと 書きたい派or喋りたい派 愛がたっぷり詰まった歴史恋愛ドラマ 優しさに包まれた歴史ファンタジー 敵役は勿論藤原道長 藤原道長はあっちらこっちら 光る君へ2025/04/08

さつき

57
一条朝に蔵人頭を務めた藤原行成の視点から見た一条天皇と皇后定子の愛の物語。良き君主であろうとする自覚と愛の狭間で苦悩する天皇は良かったけど、定子はちょっと私のイメージとは違いました。あまりに我意が強くて辟易してしまいます。枕草子の定子はもっと明るくて軽やかで思いやりのある人なので違和感がありました。清少納言は楽しく幸せだった定子の姿しか書かなかったということなのでしょうけど。題名には行成の名が入り、語り手でもありますがあくまで一条天皇と定子の物語。もう少し行成の後半生も読みたかったです。2025/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22378968
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品