出版社内容情報
指揮者は一切、楽器に触れない(演奏しない)不思議な音楽家だ。(中略)自分では直接手を染めない、という点において、指揮者は映画監督、サッカーや野球の監督、もしかしたら最高経営責任者や投資家のみなさんにも近いのかも知れない。(「まえがき」より)明治時代以降の黎明期からヨーロッパに渡った先駆者たち、そして小澤征爾や新世代の指揮者まで。それぞれの個性が炸裂する指揮者とオーケストラの歩みと魅力に迫った一冊。
内容説明
西洋音楽が日本に本格的に入ってきた明治時代以降、私たちは西洋音楽をどう受容し、学び、そして世界への扉を開いていったのか。その黎明期からヨーロッパに渡った先駆者たち、そして、日本中にクラシック音楽の種を蒔いた小澤征爾、さらに新世代の指揮者まで。それぞれの個性が炸裂する指揮者とオーケストラの歩みと魅力に迫った一冊。
目次
序章 もしも、アウグスト・ユンケルが来日しなかったら
第1章 ベルリン・フィルを振った男たち―近衛秀麿と山田耕筰
第2章 関西楽界のデベロッパー―貴志康一と朝比奈隆
第3章 鋼の師弟―齋藤秀雄と小澤征爾
第4章 違いがわかる男と大きいことはいいことだ―岩城宏之と山本直純
第5章 炎のコバケンとみちよし先生
第6章 カラヤンの教え子、バーンスタインの弟子
終章 ブザンソンを制した新世代指揮者たち
付録 日本の指揮者とオーケストラ・ディスコグラフィ30
著者等紹介
本間ひろむ[ホンマヒロム]
1962年東京都生まれ。批評家/アーティスト。大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。クラシック音楽評論など文筆活動のほか、作詞作曲も手がける。新聞・雑誌への寄稿のほか、ラジオ出演も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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