出版社内容情報
「最近の人は本を読まない」というような発言は、それが事実である一方、もうひとつの事実を覆い隠し、歪めてしまう可能性をはらんでいます。つまり否定的な論調は、「程度の差こそあれ、誰でも過去に読書体験はあり、無意識のうちにそこからなにかを学んでいた」という事実を覆い隠してしまうということです。(「はじめに」)「本が売れない」「読書人口の減少」といった文言が飛び交う現代社会で、「読書の原点」を問いなおす。
内容説明
「本が売れない」「読書人口の減少」といった文言が飛び交う現代社会。だが、書店に足を運べば多くの人が本を探し、図書館にも人がいる。いま目を向けるべきは、もっと別のところにあるのかもしれない―。純粋に本という存在が好きな稀代の読書家が問いなおす、「読書の原点」。
目次
第1章 本を読むとはどういうことか(本を読むとはどういうことか;わかりやすい「収穫」に期待するべからず ほか)
第2章 読書の原点(アンチ速読;速読志向は「資格マニア」と同じ ほか)
第3章 読書習慣の方法(「忙しいから読めない」はただの言い訳;スタートラインはテレビを消すこと ほか)
第4章 ふたたび、本を読むということ(乱読でいいじゃないか;読みたいものは自分で選ぶ ほか)
著者等紹介
印南敦史[インナミアツシ]
1962年東京都生まれ。作家、書評家。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。ウェブメディア「ライフハッカー・ジャパン」で書評欄を担当するようになって以降、大量の本をすばやく読む方法を発見。年間700冊以上の読書量を誇る。「東洋経済オンライン」「ニューズウィーク日本版」などのサイトでも書評を執筆するほか、「文春オンライン」にもエッセイを寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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