出版社内容情報
「なんなんだ、これは!」
想像力の限界の斜め上を突っ走る物語20編。
街裏ぴんく(R-1グランプリ2024王者)、大島育宙らが大絶賛!!
鬼才が放つ待望の第二作品集がついに刊行!
内容説明
見たことも聞いたこともない、この世界はいったい―。読み始めたらやめられない超短編20話!
著者等紹介
洛田二十日[ラクダハツカ]
新潟市出身。早稲田大学文化構想学部卒業。大学卒業後は放送作家事務所に所属し、テレビ、ラジオ番組の構成作家として活躍。第2回ショートショート大賞にて応募作「桂子ちゃん」が大賞を受賞。2018年ショートショート作品集『ずっと喪』でデビュー。以降も短編を中心に発表中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
13
え?のっけから唖然。口に合わなそうと思いつつ読んでいるうちに、止まれなくなっている自分に愕然。クスっと笑える話だけでよかったのに、『百番』には大爆笑させられましたよ。しかも電車の中でヒーヒー言っちゃって。なんとか呼吸を整え口元をキュッと締めて再びページを開いたらまた発作が!一回ツボっちゃうともうダメですね。この作品は、目先を変えてみたい人や、本の楽しみを知っているつもりの人に推したい。押し付けたい。読んでるところを遠くから観察したい。こんなぶっ飛んだレビュー書いたの初めて。(対象年齢は13歳以上かな?)2024/12/15
fabi@第一芸人文芸部
7
デビュー作『ずっと喪』も最高だったけれど、2冊目はさらにパワーアップしていた。圧巻の一冊です。ハズレゼロ。いろんな状況に関して突飛な設定やボケに対して、ツッコミを入れるか、受け入れるか、受け流すか、完全に乗っかるかはセンスの見せ所だと思うけれど、その判断が抜群にうまい。今村夏子さんや村田沙耶香さんの小説を読んだ時と同じように、読者を平伏す力がすごい。「ソファの隙間」「ヨミコはすべり台」「川が転校してきた」「溺死ロック」が特にお気に入り。2024/12/26
真作
4
久しぶりにショートショート。「春、定年は飛ぶ」二人の還暦男が、ピーター・パンのごとく、手を繋いで空を飛ぶ。「おっさんは犇めく」おっさんカフェ、どこかで成立しそうでやっぱり成立しなさそうなビジネス。2025/04/16
jolly
4
これは大好物。アイディア豊富な短編集。著者のほかの作品も読み進めよう。 2024/11/26
ともりぶ
3
『ずっと喪』より好きかも。発想が素晴らしく読んでてわくわくする。2025/04/18