光文社古典新訳文庫<br> 沈黙の春

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光文社古典新訳文庫
沈黙の春

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334104214
  • NDC分類 519
  • Cコード C0143

出版社内容情報

人間の生活に多大な便宜をもたらした化学薬品の乱用によって、自然が破壊され、当の人間をも蝕んでいくその恐ろしさを詳細に調査し、告発した海洋生物学者レイチェル・カーソンの代表作。当時はあまり知られていなかった残留農薬の問題や、食物連鎖による生物濃縮(生体濃縮)がもたらす生態系への影響を公にし、社会に大きな影響を与えた。歴史を変えた世紀のベストセラーを正確で読みやすい訳文と文献リスト付きの完全版で贈る。

内容説明

農薬の大量散布による健康被害と自然破壊を詳細に調査報告し、自然に対する横暴な振る舞いへの猛省を社会に訴えたR・カーソン。農薬規制、有機農法の普及、自然保護、エコロジー思想のその後の展開に大きな影響を与えた名著を、正確で読みやすい訳文と文献リスト付きの完全版で。

目次

1章 明日のための寓話
2章 耐えろと言うならば
3章 死の妙薬
4章 地表の水、地底の海
5章 土壌という領域
6章 地球を覆う緑
7章 無用な大破壊
8章 もう鳥も鳴かない
9章 死の川
10章 無差別の空中散布
11章 ボルジア家をしのぐ悪夢
12章 人間が支払う代償
13章 小さな窓越しに
14章 四人に一人
15章 自然の反撃
16章 大雪崩の予兆
17章 もう一方の道

著者等紹介

カーソン,レイチェル[カーソン,レイチェル] [Carson,Rachel]
1907‐1964。アメリカの科学者、サイエンスライター。ペンシルベニア州生まれ。大学卒業後にウッズホール海洋生物学研究所の夏期研修に参加して以来、海洋生物学の研究を続ける。1936年に商務省漁業局科学調査部に入り、その後、内務省魚類野生生物局に異動。最初の著作は『潮風の下で』(1941年)。1951年に出した『われらをめぐる海』は全米図書賞を受賞するなどベストセラーとなり、サイエンスライターとしての地位を確立した。1962年に『沈黙の春』を出版し、’64年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobi

56
浸透性殺虫剤やヒ素系除草剤などの大量散布が行われていた1950年代。ニレの木への殺虫剤散布がコマツグミの囀りを聞けなくし、ブタクサ駆除一年後にブタクサが繁茂するといった当時の事例を次々と示されると、彼女の暗澹たる気持ちが乗り移ってくるよう。自然を愛するが故にその異変の重大さにいち早く気づき、進化をテーマとする予定を変更してまで事態の調査に邁進し、果敢に問題提起してゆく。濃縮、浸透、食物連鎖といった自然の連関に関する名講義を受け続けるよう。科学的アプローチの中に、それぞれの生き物たちの姿が目に浮かんでくる。2024/10/31

yo_c1973111

3
これまで読了した自然科学系の書籍に幾度となく参照されていた本書をようやく読みました。オリジナルの上梓は1962年です。過去に斯様な読み物としての告発があり、農薬制限が行われたトリガーなるものに触れる価値はあったと思いました。現代では、本書も起点とし化学物質の制限が施行されており食物、自然サイクルへの配慮はなされているものと思います。歴史とは人類の自惚れの記録であり(現代も自惚れている)、表面的な理性を振り子の一方へ振り上げた本書を経験したことは、個人的に意味あるものと思いました。2024/11/27

nightowl

2
農薬散布より自然の細菌や問題となるものの捕食者を増やす食物連鎖の方法で害を減らせるのでは?という提示。情報源は確かな反面、〜だろうか/〜ではないのかの多用で言い切りが少ないことにより主観が強めと感じてしまう問題。追い込まれたかのような文章(背景を知り納得)が持つ力に圧倒されながら読み終える。2025/02/10

Go Extreme

1
合成殺虫剤 生物殺滅剤 DDT 生態系のバランス破壊 食物連鎖 生物濃縮 有害生物 駆除 自然との戦い 鳥のいない空白地帯 野生生物への壊滅的影響 殺虫剤抵抗性 生物学的防除 不妊化雄 放出 ラセンウジバエ 天敵利用 総合的病害虫管理 IPM 食品汚染 残留農薬 人間への健康リスク 発がん性物質 ワーブルク説 白血病 細胞呼吸阻害 突然変異原 センス・オブ・ワンダー 地球に向かう人類 つれなき美女 ジョン・キーツ 黙示録的な物語 生きた自然の均衡 環境保護運動 警世の書 自然との共生 人間も自然の一部2025/04/22

ねころびん

1
人間は自然の一部でありながら、害虫駆除の名のもとに他の生物や環境を破壊してきた。蚊の撲滅や殺虫剤の使用は、生態系に連鎖的な影響を与え、最終的に人間にも返ってくる。単一作物の栽培も虫の大量発生を招く。自然との共存を忘れ、傲慢になりすぎているのかもしれない。とはいえ自分は暑さも虫も苦手で、やっぱり冬が好きなのだ。2025/04/14

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