光文社新書<br> しっぽ学

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

光文社新書
しっぽ学

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月10日 20時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334104009
  • NDC分類 487
  • Cコード C0245

出版社内容情報

多くの動物にあって、ヒトにはないしっぽ。遠い祖先はしっぽが生えていたというが、いつの時点でヒトはしっぽを失ったのだろうか。はたまた長い歴史の中で、人は八岐大蛇や九尾狐など多くのしっぽを描いてきたが、そのしっぽの向こうに何を見ていたのだろうか。しっぽを知れば、ひとが分かる--。 文理の壁を越えて研究を続けるしっぽ博士が魅惑のしっぽワールドにご案内!

内容説明

多くの動物にあって、ヒトにはないしっぽ。遠い遠い祖先にはしっぽが生えていたが、およそ1800万年前の化石ではすでにしっぽを失っていた。ヒトはしっぽをどのようにして失ったのだろうか。はたまた、人は長い歴史の中で、たくさんのしっぽを描いてきた。八岐大蛇、九尾狐、あるいはしっぽの生えた人々。『日本書紀』にもしっぽの生えた人が登場し、現代ではケモ耳キャラの重要なモチーフだ。そんなしっぽは人にとってどんな象徴なのだろうか。しっぽが分かれば、ひとが分かる―。文理の壁を越えて研究を続けるしっぽ博士が魅惑のしっぽワールドにご案内!

目次

第1章 「ひと」を知るためのしっぽ学(専門はしっぽ;命名:しっぽ学 ほか)
第2章 しっぽと生物学―しっぽがしっぽたりうる所以(しっぽって何?;脊椎動物のしっぽ ほか)
第3章 しっぽと人類学―「ヒト」へと至る進化の道のり(しっぽがないのは誰だ!;ヒト上科の体の特徴 ほか)
第4章 しっぽと発生生物学―ヒトはしっぽを2度失う(形態学の限界;ヒトはしっぽを2度失くす?! ほか)
第5章 しっぽと人文学―しっぽから読む「人」への道のり(しっぽにまつわるエトセトラ;あなたはどんな「ひと」? ほか)

著者等紹介

東島沙弥佳[トウジマサヤカ]
1986年、大阪府生まれ。奈良女子大学文学部国際社会文化学科卒業。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻研究員、大阪市立大学大学院医学研究科助教を経て、京都大学白眉センター特定助教。専門はしっぽ。ヒトがしっぽをどのように失くしたのか、人はしっぽに何を見てきたのかなど、文理や分野の壁を越えてしっぽからひとを知るための研究・しっぽ学をすすめている。本書が初の単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

COSMOS本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

117
「ヒトはなぜしっぽを失くしたか」に興味を持った女性研究者の熱い思いが伝わってくる。文学部出身の著者が、理学部の大学院で博士号を取得するも、動物形態学では、しっぽの謎は解明できないと悟り、生物発生学を一から学んで、今も研究を続けている。明確な知的好奇心に基づき、狭い分野の蛸壷に陥ることなく、領域の壁を越えて研究活動の幅を広げる姿がとても頼もしい。郡司芽久さんの「キリン解剖記」もそうだったが、若い女性研究者のこういう一途で前向きな姿勢に心からのエールを送りたい。京大の白眉センターは、いいことをしていると思う。2024/10/05

姉勤

32
比較分類的な代物を期待していたが、これはこれで面白い。研究者たる著者の学者としての来し方、尻尾に興味を持った発端と転機、研究対象としてのヒトのシッポ。対象が化石、現世生物、胎児標本、発生のトリガーたる遺伝子、そして日本神話の研究と、疑問を解決するためにセクショナリズムに陥りがちな確固たる学術の世界に果敢に踏み込んでいく。古代ギリシャでは数学、工学、歴史、政治、文学の総合を、哲学と呼んだと聞いたことがあるが、学究とはそういうものだろう、著者を蔑んだ口舌の徒よ。2024/10/10

コピスス

13
文理を越えてしっぽについて研究をした本。胎児は発生過程でしっぽがあるのに、それが消えてしまう。確かに考えてみれば不思議。こちらはまだ研究途中ということで、解明される日が待たれる。ちなみにしっぽを持つヒトはいないらしい。(悟空は人間じゃないのね)日本書紀やミケランジェロの絵などに出てくるしっぽを調べたりするのも興味深い。2024/12/16

乱読家 護る会支持!

6
体感的に想像出来ない他の生き物たちの特徴。背中に羽が生えた昆虫、六本足の昆虫、そしてしっぽの生えた動物たち。 今自分にしっぽが生えていたら、どんなふうに使うんだろうか? 背中が痒い時にかく、トイレの後でトイレットペーパーを掴んで拭く? 11本目の指としてキーボードを叩く? ズボンの後ろにはしっぽを通すための穴が有る? 寒い冬には、手袋ならぬ、しっぽ袋をつける? 顔色をうかがうよりも、しっぽをうかがう? そして椅子には、しっぽを避けるための空間が常に必要になる? などと空想が膨らみました。 2024/11/10

しま

6
この本を手に取る前に思い浮かべていたのが某少年漫画のしっぽの生えた主人公なのが冒頭からバレてしまっていた(笑)人類はなぜしっぽを失ってしまったのか。実は二足歩行とは関係なかったり、胚の時に伸びたしっぽは縮んだり、興味深い事実についてユーモアを交えた読みやすい文章で解説してくれている。自分の本当に研究したいことに打ち込んでいる若手研究者に対して、向かい風になるような下世話な事を言う輩がいるのは非常に悲しい。この研究が進んでしっぽの謎が解かれる日が楽しみだ。2024/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22059526
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品