出版社内容情報
隅田川沿いにある旅籠〈雪月花〉に変わった客が現れた。無理な注文ばかりを言う客に、ついに里緒はぴしゃりと強く言い、客はおとなしくなった。少し経って江戸で<旅籠番付>が売り出されたが、<雪月花>の点数が非常に悪く、落ち込んだ里緒。と、ある日、文句を言っていた件の客が殺された。<番付>に悪く書かれていた里緒にも疑いが向けられる。はたして衝撃の真相は……。江戸の風情と料理、人情が詰まった好評シリーズ第七弾。
内容説明
両親の死を乗り越えた里緒が女将を務める旅籠“雪月花”に、飛び込みの男の客がやってきた。無理難題を言う客に、里緒は堪忍袋の緒が切れる。しかし、その客が死体で見つかった。里緒と懇意の南町奉行所定町廻り同心・山川隼人は里緒への殺しの疑いを晴らそうと、必死に下手人を捜すが、そんな折、雪月花に不審な女の客が現れた…。心温まる「雪月花」シリーズ第七弾。
著者等紹介
有馬美季子[アリマミキコ]
2016年、『縄のれん福寿』(祥伝社文庫)で時代小説デビュー。料理屋を切り盛りする女三代がかしましくも事件を解決していく「はないちもんめ」シリーズで好評を博す。2021年、「はないちもんめ」シリーズ、「はたご雪月花」シリーズで、第10回日本歴史時代作家協会賞、文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
11
どうしても「かわせみ」と比べてしまい物足りなく感じる。表紙絵もイマイチ2024/11/14
陽ちゃん
6
シリーズ7作目。冒頭でいきなり里緒に人殺しの下手人の疑いがかかっていて驚きました。動揺する里緒を支える雪月花のメンバーは、従業員というよりも家族ですね。そして、里緒の嫌疑を晴らそうと奔走し無事本当の下手人を捕らえた隼人。一方で、若い仲居のお初とお栄にはそれぞれいい人がいて、応援する里緒ですが、もし、彼女たちが嫁いだら、と今後の心配も。それは、隼人に惹かれる里緒自身にも言えることで…。色々悩みながらも、お竹たちに背中を押されて隼人の母志保に会いに行った隼人と里緒ですが、こんなところで終わるの!?て感じです。2024/08/31
ダイアナ
4
ようやっと里央、隼人両方の問題も片付き、心機一転というタイミングで里央に殺しの疑いがかけられて…という第7弾。 無理難題ばかり言う男性、さらには大きな荷物を持って毎日出かける女性と雪月花も何かと忙しい。そして衝撃的なラストまで…早くも続きが気になる!!2024/09/02
ぷにこ
2
隼人との気持ちが通じ合った里緒にまた事件が…!? 里緒の純真さと一生懸命さが周りの信頼を勝ち得るのだろう。はたらく姿勢は見習いたい。2024/09/30
keycoba
1
☆☆☆☆2024/11/03