出版社内容情報
「生きてりゃいい。けど、ニートだろうが『楽しく生きてる』なら最高じゃん!!!!」
山奥生活でおなじみ役者の東出昌大さん激賞!
4刷2万部越えの人気エッセイ『「山奥ニート」やってます。』(原作:石井あらた)がコミックになりました。
働きたくないけど、生きるのに必要な分だけ稼いで暮らす。
和歌山の廃校に集まったニートたちは、共同生活を続けることで自信を持ち、“人生の心の保険”を得たことに気付く――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
29
山奥の村には老人しかいません。そこに若者がやって来たから、ちょっと手伝ってくれるかなと声を掛けてくれて、帰りには野菜をお土産にくれたり、ごはんを食べさせてくれたり。最初はこんなにキツイ仕事は嫌だって思っていた若者たちだけど、食物のおいしさにビックリし、老人たちが自分たちをあてにしてくれていることに嬉しさを感じ、山奥での生活が段々と楽しくなってきます。「町の生活に疲れたときは、よかったらきみも来てみなよ。」 と言えるくらい、彼らはたくましくなりました。#マンガ山奥ニートやってます #NetGalleyJP2024/06/26
assam2005
15
大学で引きこもりとなり、その後ネットで知り合ったニート仲間に誘われ、和歌山県の山奥に移住。そこから山奥ニート生活が始まる。自分の居場所が見つからない。我慢しながら生きていた都会での生活とは一転、生きることに必死になる山奥ニート生活は、物事をとてもシンプルに考えることを教えてくれる。山奥ニート生活を経験し、そこに居続ける者、もう一度都会へ戻り再出発をする者がいる。自分だからこそできること。それを見つけられたら…人は幸せだと思えるのでしょうか。それって相手がいるからこそ成立するんですよね。2024/12/23
shikada
11
コミック版の山奥ニート本。「山奥ニートやってます」をすでに読んでいたので大筋は知っていた。1話でオチまで持っていかないといけない漫画の難しさも感じたけど、絵になると夕陽の美しさとか、ニートたちの生活の雰囲気がまた違った感じで伝わってくる。前に読んだときも思ったけど、集落の手伝いをしたり自給自足の野菜づくりとかをしたり、仕事っぽいことは少ししてるから完全なニートではないよなと。漫画を担当した棚園さんが山奥での取材時に別の仕事をしていたら「もっとニート精神を身に着けたほうがいい」って言われた話が良い2024/07/12
けんちゃんママ
1
漫画なので読みやすい 山奥で周囲の年配者と 近所付き合いもあり 作物を育てたりネットをしたりと 自由ながらも自給自足している 2025/05/13
FUJI燦々
1
原作も味わい深い作品でしたが、マンガもまた異なる良さも加味された素敵な作品に仕上がってました。雑誌掲載時のものよりも全部通しで読めるためか、より雰囲気が理解しやすいように感じられました。ページの制約もあるから少しギュッとコンパクトに話がまとめられているように思えるところは多少残念ではありますが、魅力的な絵もあることだし、行間を読むように?ゆったりとしたペースで読むのがこの作品の楽しみ方としては正解なのかも。2024/06/27