光文社新書<br> 「ふつうの暮らし」を美学する―家から考える「日常美学」入門

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

光文社新書
「ふつうの暮らし」を美学する―家から考える「日常美学」入門

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月21日 19時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334103538
  • NDC分類 590
  • Cコード C0236

出版社内容情報

よりよい“世界制作”のために、私たちの家を考えよう――。哲学の一分野である美学の中でも、とりわけ新しい学問領域「日常美学」初の入門書。本書では、芸術を中心とする旧来の美学界に「女性の領域」として長らく無視されていた「家」を中心に、掃除と片付け、料理、椅子、地元、ルーティーンを例として、日常の中の「美」を問い直す。新進気鋭の若手美学者が冴えわたる感性でまとめ上げた、センセーショナルな一作!

内容説明

よりよい“世界制作”のために、私たちの家を考えよう―。日々の暮らしを支える活動やモノを通じて「美」を捉える「日常美学」は、哲学の一分野である「美学」の中でも、とりわけ新しい領域。これまでの美学は、日常から離れた「芸術」を主な対象とし、家や暮らしにまつわる事象を無視してきた。しかし、私たちは日々の生活の中で「美」や「快」を感じながら生きており、その時にはたらく感性が音楽や美術を感じるときより低級だとは言えないはずである。椅子、掃除と片付け、料理、地元、ルーティーンなどの具体例を通じて、私たちの感性、そして世界を見つめ直す「日常美学」の入門書。

目次

序章 日常美学とはなにか
第1章 機能美―椅子を事例として
第2章 美的性質―掃除や片付けを事例として
第3章 芸術と日常の境界―料理を事例として
第4章 親しみと新奇さ―地元を事例として
第5章 ルーティーンの美学―vlog鑑賞を事例として
終章 家と世界制作

著者等紹介

青田麻未[アオタマミ]
1989年、神奈川県生まれ。2017年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD(成城大学)を経て、現在、群馬県立女子大学文学部専任講師。専門は、環境美学・日常美学。私たちの生活のなかでの感性のはたらきについて、哲学的研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chie

20
部屋の片づけをするためのモチベーションを上げるような本ではなかったのだけれど、とても丁寧な本で、読むのは楽だった。良い本だと思うのだけれど、良さの言語化ができないためのもやもやが残る。著者曰く、日常美学の課題は「「なんでもあり」を避けつつ、「なんとかやっていく」私たちの姿を描きだすこと」。私たちは、芸術作品から距離をとることができても、日常から切り離されることはない。日常美学の課題は、どうしても日常を生きていかなければならない私たち一人一人の課題でもあるだろうと思った。2024/10/08

umeko

13
「美学」とは「感性の学」。これまで漠然ととらえていた「美学」という言葉が腑に落ちる冒頭から面白く読んだ。誰もが、日常のふとした瞬間にとめどなく考える事を、答えにたどり着くまで深く掘り下げた感じ。それが私たちの日常に密着しているだけに納得できる興味深さがあった。2024/08/28

井の中の蛙

12
例として椅子、掃除、料理、地元、ルーティンなどに着目しながら日常美学での議論を紹介してあった。ジョン・デューイが美的経験に「リズム」を認めていたんだな。最近読んだ千葉雅也『センスの哲学』を思い起こす。2024/08/21

coldsurgeon

11
美学という感性の哲学に関する入門書ということで、読み始めたが、なかなか読みごたえがあり、ある意味、理解することに苦しんだ。日常生活の中で、美学を考えると、解説されれば、趣味が良いとかセンスが良いという生活を、理解し、実践する方法を見つけ出せそうである。生活風景をSNSなどの出すことは、日常生活のルーティーンを客観視し、その中に新奇さを発見する機会になるのではないか思った。哲学だから、とっつきにくい面もあるが、有用な考え方だと思う。2024/10/27

ヨハネス

10
「機能美」「掃除片づけ」「料理」「地元」「vlog例による日常と美的経験の関係」の五章。小さなお子さんを持つ 、料理が嫌いな女性の日常の話は身近でとっつきやすい。反面、大学講師という職業は決して身近とは言えない。美学とは哲学なんだなあ。2024/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21971663
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品