光文社新書<br> 電車で怒られた!―「社会の縮図」としての鉄道マナー史

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光文社新書
電車で怒られた!―「社会の縮図」としての鉄道マナー史

  • 田中 大介【著】
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  • 光文社(2024/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 344p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334103514
  • NDC分類 686.5
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「リュックが当たってんだよ!」。時に些細なことで殺伐とする電車内。なぜ人は電車内でイライラしたり、人をイライラさせてしまうのか?鉄道の車内空間を規定する「車内マナー」の成り立ちや変遷、人々の生活様式の変容に対しての受容の仕方などを通じ、日本の社会を見通す一冊。

内容説明

今日も電車で他人のふるまいが気になったあなたに。モヤモヤ・イライラの原因にして、鉄道の正確な運行を支えてもいる、「車内の空気」のクロニクル―。

目次

第1章 「社会の縮図」としての鉄道(「社会の縮図」としての鉄道;通勤の基本構造と鉄道都市・東京;鉄道における規範の意味と役割)
第2章 鉄道規範は劣化したのか?(「規範劣化」言説の戦後史;鉄道治安は悪化したのか?;「規範劣化」言説はなぜくりかえされるのか?)
第3章 20世紀前半の車内規範:交通道徳の時代からエチケットの時代へ(戦前の車内空間のざわめき:永井荷風「深川の唄」から;戦中の車内規範とナショナリズム:家庭と隣組としての交通道徳;戦後の車内規範とデモクラシー:科学と市民としてのエチケット;通勤地獄の社内規範と都市問題:「物体」のあいだのテクニック)
第4章 20世紀後半の車内規範:マナーの時代と規範感度の高度化(エチケットからマナーへ;マナーポスターの世相史:コミュニケーションを微調整するポスター;マナー論争の時代:国鉄民営化と消費者たちの秩序維持;高度化するマナー/不機嫌になる乗客)
第5章 現代の車内規範:新しいモノの登場と再構築されるマナー(社会問題化する痴漢:女性の社会進出と車内空間のジェンダー秩序の再編;なぜ車内のケータイは迷惑なのか?:情報空間と現実空間のジレンマ;リスク化する車内空間:環境管理と規範意識のスパイラル;ユーモアとしての車内規範)

著者等紹介

田中大介[タナカダイスケ]
1978年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。慶應義塾大学文学部卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。現代都市のインフラ(公共交通、消費空間、情報環境など)について社会学的に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みこ

32
電車内のマナーの歴史。かつては電車内を家庭的空間に捉える風潮があったものの、戦後以降は他社との共有空間であることを強調し、屋外(電車内も屋外だけど)での活動と同様のマナーが求められるようになる。それが今や個人が当たり前のようにスマホを持ち、自分の時間を好きなように過ごす空間になった。でも、それを四字熟語で表現すると「傍若無人」になるような気もするけどね。2024/08/05

雲をみるひと

27
電車でのマナーの変遷について扱った社会学本。アプローチ、発想の妙がある。一方で既に当事者があまりいない時代の分析に鉄道会社の発信だけを使用している点は少し物足りなさを感じた。作者自身が体験している時代との迫力の違いを感じた。もう少し違うアプローチや深堀があれば尚良かったと思う。2024/11/13

イシカミハサミ

16
筆者自身が電車で舌打ちをされた経験を起点に、 電車でのマナーの時代による変遷と、 そこから見える日本人の公共への意識を探る1冊。 わかることはとにかく“常”識などというものは、 少なくとも人の世には存在しないということ。 太陽が東から登るとか、地球が太陽の周りをまわるとか、 (地動説が常識になったことは先人たちに感謝) そういうことでない限り常識などは存在しない。2024/12/07

どら猫さとっち

11
電車内のマナーはどのように変容していったか。エチケットからマナーへ、戦前から現在までのマナー事情を、膨大な資料で読み解き論じた一冊。僕も電車通勤だが、他人のマナーが気になるときもあるし、他人から快く思ってないのではと思うときもある。怒られたことはないが、近年のマナーのうるさい感じは、度を超えているのは頷ける。マナーを守って、寛容でいられるには、どうしたらいいのだろう。2024/08/07

スプリント

10
鉄道マナーは普遍と思っていたが 改めて振り返ると時代とともに乗車環境は代わり 注視されるマナーも変化していることがわかった。2024/07/29

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